2015年、「この子いいなあ」と思ったアニメヒロイン10選

こういう記事に自分も食傷気味なんだけども、その時にしか書けない記事があるということなので、書いてみることにした。

おそらく、アニメ10個とかベストエピソード10個より、私自分の趣味嗜好が出るはずであり、ここに書いてないキャラクターは私が見てないんだなー、と思っていただきたい。はい。この子も好きなんじゃないの?みたいなご示唆いただけると幸いです。

なお、順番は付けてないです。

  • 井上真由子

うしおととら

ベストエピソード「愚か者は宴に集う」

ジョジョ3部」は微妙な心持ちになるアニメだった。大好きな原作がちゃんとそのまんまアニメ化されたのに、アニメ化されてみると、それを見続けるのが辛い。どこでどういう展開になるのか全部わかった上で50話も見るのは辛いよ。「ジョジョ1部、2部」はまだアレンジがあったし、しかも2クールだったので全然見るのが苦痛じゃなかったけども。

そういう不安があった上での「うしおととら」3クールという話ですが、テンポよくていいなあ、と思います。

「愚か者は宴に集う」はだいぶストーリーが端折られているのですが、まあ原作での「前の話の最後では渡り廊下を下から見上げていたはずが、次の話数の最初では渡り廊下に閉じ込められている」と言った謎ワープがなくなってたり、人質が大勢いて必死で逃げてる途中なのに結婚式の真似事を始める真由子、というのも無くなったので、アニメ化されてよかったなあ。しっぺい太郎のエピソード省略されてしまうんかのう・・・。

 

 

  • 小笠原晴香

(「響けユーフォニアム」の部長)

ベストエピソード「まっすぐトランペット」

「響けユーフォニアム」は今年見たアニメの中で通算では一番よくできていたと思います。短かったし。「特別になりたい」かっこいい系女子が大勢出てくるアニメでしたが、その中で一番かっこよかったのは部長ですよ。部長。

いろいろ自分が至らないと思いつつも部活を引っ張っていく意思とか、他の3年連中が自分のことばかり考えていて、本当に部活の運営のためには頼りにならねえ中で、どうにか自分がやらないといけない、と決意する場面とか、いいと思います。

 

 

  • アルスラーン殿下

アルスラーン戦記

ベストエピソード「厭世の軍師」

優れたアイデア複数の問題点を一気に解決するというお話をされていた方がおられましたが、2015年にもなってアルスラーン戦記をわざわざアニメ化する意味があるのだろうか、教科書的な良い子であるアルスラーン殿下に2クールもアニメを引っ張る魅力があるんだろうか、という疑問に対する答えとして、殿下を男の娘にする、というアイデアをぶつけてきたのはすごい。

原作では聖人君主で温和、要するにキャラクターとしておもしろくないアルスラーン殿下を作品のメインヒロインとして立てることに成功しており、素晴らしいと思った。

ともかく、一人一人仲間を殿下のでんかわ力で集めていく前半の台詞のうまさと人間的魅力を、単なる優等生イメージから止揚したのはよかったです。二期あるといいなあ…… 

アルスラーン戦記 アルスラーン つままれキーホルダー

アルスラーン戦記 アルスラーン つままれキーホルダー

 

 

  • 渋谷凛

(デレマス)

ベストエピソード「I want you to know my hidden heart.」

良くも悪くも今年のアニメの顔。アイマスアニメは本当に毎回毎回、誰か鬱になって出演拒否して、「バカリボンがリボンしてなかったらただのバカじゃない、このバカ」と励まされて復帰するエピソードを入れないといけない、そういうノルマがあるのかと思いました。

あそこで帰っちゃうのは非難轟々だった気がしますが、鬱になった同僚の家の前でずっと待ってるとか、延々深夜に電話するとか、そういう詰め方するよりも、ちょっと自分で整理する時間を上げる方がよかったと思います。

その結果、正ヒロインの地位はだいたい卯月が持って行った気がしますが、その後の展開はもっぱら二次創作的に広がっているので、まあ多様な人の多様な受け止め方ができるのはソシャゲから始まったアニメとしてはいいまとめ方だと思いました。艦これぇ・・・

前半の睨む場面と、蘭子のエピソードでの正妻立ちはすごくよかったです。プロデューサーとしては唯一の相棒みたいな地位になったような気がしてます。

 

アイドルマスター シンデレラガールズ ミニッチュ缶キーホルダー 渋谷凛

アイドルマスター シンデレラガールズ ミニッチュ缶キーホルダー 渋谷凛

 

 

  • クーデリア様

(オルフェンズ)

ベストエピソード「葬送」

前の「Gのレコンギスタ」のアイーダ様みたいなポジションかな?と思っていたら、ちゃんとヒロインに成ってきたクーデリア様。アイーダ様がパイロットとしてはポンコツだったけれども、カリスマ性とか政治家としては急成長して姫様の立場を守ったのに対して、カリスマ性の微塵と感じられないクーデリアさま。しかし、その繊細な心配りはアイーダさまにはまるでなかった部分であり、それがよく現れたのがミカを抱きしめるエピソードでした。

作中の一人で現体制を引っ繰り返せるような煽られ方と、実際の小動物的なキャラクターの兼ね合いが脳内でつかないのですが、おそらく後援者とかが過剰に宣伝することで作り上げられた架空の政治的存在なんでしょう。あと、僕もふみたんがいいです。

グシオンというのは、ジーレコのジャハナムみたいな命名規則なんすかね……

 

 

長門有希ちゃんの消失

ベストエピソード「花火」

長門有希ちゃんの消失」における涼宮ハルヒは負けキャラである。作品コンセプトの時点で負けることが判明している。ただし、綺麗に負けることは時として、勝つことよりも価値がある。本作での涼宮ハルヒの負けっぷりはとてもカッコいい。

涼宮ハルヒはキャラクターとして中途半端なところで投げ出されていたが、ようやくアニメ作品でケリがついたなー、という感じ。

負けが分かった上での花火エピソードの潔さ、カッコいいのです。

 

 

  • 天ノ川きらら

(プリンセスプリキュア

ベストエピソード「夢かプリキュアか!?

輝くきららの選ぶ道!」

プリキュアの黄色はあざといのが商売ですが、黄色登場10周年の記念としてついに「意図的にあざとい」「それが受けるとわかって演じている」というキャラクターが登場したのはエポックメイキングな出来事だったと思いました。

思えばキュアロゼッタのあたりから黒い部分があったような気もしますし、大盛さんも高い政治力を生かしてチームを自由に操っていた気がしますが、個人レベルで意図的にあざとい、なおかつ好感度を視聴者に与える、これはなかなかできないやつです。

 モデルを選ぶか、目の前の助けるべき人を守るか、で迷ったときに、選択の結果がわりとリアルに厳し目なのがプリンセスプリキュアのいいところだと思いました。

 

 

 

  • 天海悠紀華

(俺物語)

ベストエピソード「オレへの手紙」

「俺物語」はヒロインと主人公が2話まででくっついてしまい、なおかつヒロインは非の打ち所がない善良で可愛く、主人公は信じられないほどに男前であるため、二人がくっついてしまうと、その間にほとんど障害らしい障害がないので、このあとどうやって2クールやるんだろう、と思っていたが、主人公の友人砂川姉弟の話にスライドすることで、徐々に盛り上がっていくんですが、その最高潮にでてくるのが天海ゆきかちゃんです。この心境の変化が丁寧に出てるエピソードはいいなあ。

  

 

俺物語!! Blu-ray  Vol.8

俺物語!! Blu-ray  Vol.8

 

 

  • 荒井花

花とアリス殺人事件)

岩井俊二作品に出てくる中学生引きこもり女子というだけで、胃に痛くなる設定なだけに、登場してみたらマイルドな引きこもりでよかった。声の感じがまたいいんですわ。飄々とした感じでありつつ、中二感があって。

 

 

  • チドリ

(persona3 劇場版#3)

ペルソナ4アニメーションには様々な不満点がありました。「バトル中に人間が棒立ち」「どんな敵でも結局主人公が倒す」「仲間の各キャラの見せ場が少ない」などです。この3つの不満点は今年のアニメだと「セーラームーンクリスタル」であったやつですが、ペルソナ3劇場版ではだいたい解決されました。

ペルソナ3劇場版にはその代わり「やたら展開が早い」という欠点があり、感情を高める暇もなくエピソードが展開していくのですが、その中でもチドリと順平の話は豪速球で飛んできて、かつ、なんとなく鳥海さんと沢城さんの熱演によって説得力を持ってしまった、というやつでした。あの間のなさで、あんだけ記憶に残ったのはすごいと思います。

 

  • 羽佐間翔子
ベストエピソード「第三アルヴィス」

花を抱えて立ってただけですが…ええっと……

Kindle fireが起動しなくなった時の対応

KindleFireHD(2012年のやつ)が「Kindle Fire」のロゴだけだして起動しなくなった。ACアダプタに繋ぎっぱなしにすると本体は熱をもっているものの、状態はかわらず。

アマゾンのヘルプをググると、再起動しろってあるんだけど、再起動してもとくに変化はない。

ので、ヘルプの内容を分解すると、

  1. 強制終了する
  2. 充電する
  3. 起動する

の三段階で書いてあるような気がするので、その通りにやってみたところ、ちゃんと再起動した。たぶん充電が少なくなりすぎてたんじゃないかと。

  1. ACアダプタにさしたまま、「Kindlefire」のロゴがでている状態でKindleを強制終了する(電源ボタンを20秒ぐらい押す。押した後もう一度押すと再起動するので、しっかり離す)
  2. そのままACアダプタにKindleを刺してしばらく(30分〜数時間)おく
  3. Kindlefireの電源ボタンを押す

三十代半ばくらいの人間にぐっとくるアニソン20

この記事を二つ読んだけど、どちらもしっくりしなくて、これってひょっとして、世代論なのではないか、という気がするので20個あげてみる。というわけで、テーマは『懐かしい』と感じるもの。中高生くらいのときに聞いていたもの、ということで新しいものは省くことにした。

 

1:逆襲のシャア「BEYOND THE TIME」


TM NETWORK / BEYOND THE TIME(TM NETWORK ...

まずはこれである。え?ガンダムみてへんの?というんは、かなり引っかかるのである。

 

2:勇者王誕生!


勇者王ガオガイガーOP(FULL) - YouTube

ヒトは勇者になれる。

 

3:STEP BY STEP


Mashin Eiyuden Wataru II 魔神英雄伝ワタル 2 step by step ...

という流れからのワタルである。時系列的には逆だけど。

 

4:めざせ!一番!!


NG騎士ラムネ&40 OP2 Full 『めざせ!1番!!』 - YouTube

二番じゃだめなんだよ。少年がめざすからには、一番を目指さなきゃだめなの。

まあ、ワタルのパクリなんすけどね。

 

5:100%勇気


【祝20周年】光GENJI - 勇気100% 【忍たま・永遠の名曲】 - YouTube

勇者たるには、基本的には欠けてるところは勇気で補うのだ。

 

6:ハートを磨くっきゃない


飛べ!イサミ OP [ハートを磨くっきゃない] - YouTube

農家の人たちが歌っていた歌。この辺から、かっこいい女子に憧れる成分が混入してくる。

 

7:GIVE A REASON

 


Megumi Hayashibara (林原めぐみ) - Give a reason - YouTube

中間試験の合間、ラジオで毎日鳴っていた歌である。

 

8:魂のルフラン


高橋洋子 新世紀エヴァンゲリオン 魂のルフラン - YouTube

まあ、中高生だと魂のルフランは微妙にもう少しあとだった気がするけど、中高生といえばエヴァであり、エヴァといえば魂のルフランである。

 

9:恋愛の時空


Tenchi Muyo - Dimension of Love/Renai no Jikuu ...

なんか、また、天地やるんですってね。いいんだよ、待っていればそのうち、祭りはまたやってくるんだから。(過去に天地関係でろくな祭りがやってこなかったのには目をつぶるのだinLOVE)

 

10:lain

 


Serial Experiments Lain OP(HD) - YouTube

lainを好きになりましょう

れいんを好きになりましょう

玲音をすきになりましょう

 

プレゼントデイ、プレゼントタイムからが歌です(嘘)

 

11:Still love her

 


Still love her(失われた風景) -TM NETWORK - YouTube

別にシティハンターならなんでもいいやろ、という気はするが。これが一番好きな気が。止めて引くやつはまあ、止めてひくところは盛り上がるんすけど。

 

12:magical dreamer


Magical Dreamer - YouTube

ヤダモン超面白かったんすけど、放送体系の関係から再放送難しいっすよね。

 

13:Blue Water


Nadia: The Secret of Blue Water - Full Opening ...

アニメ版とフルだと違うんですが、いまだにアニメ版の「いーまー」のところでむちゃくちゃテンションが上がるのです。ガーゴイル様は理想悪役のなかでは最高峰。

 

14;風にあそばれて


「Wind Climbing~風にあそばれて」 - YouTube

誕生日を迎えるたびに、恐ろしさを感じるのです。ぶっちゃけ、こんなに年を重ねるとは思ってなかったっすわね。まあ、年はとったもんさね。

 

15:晴れてハレルヤ


魔方陣グルグル OP 晴れてハレルヤ - YouTube

俺、ケッコンするときには「勇気の鐘」流すんだ。

 

16:乙女のポリシー


09 HQ 美少女戦士セーラームーンR ED 「乙女のポリシー」 - YouTube

リメイク版はやってますが、Rの方が好きで、かつ乙女のポリシーは今でも気合いをいれるときには聞きます(当方男性)。叶わないこともあるし、苦しいときもある、だから、ぴっと凛々しく。という、のは割と、ムーンプライドの乙女の矜持に繋がって受け継がれていてよいと思うのです。

 

17:時に愛は


『 時に愛は 』 - YouTube

これは、あのバラがバラバラと舞う場面とあわせて一曲。青春のとき、ふるきよきとき、LONG LONG TIME AGO 20センチュリーはすぎていったわけであります。

 

18:For フルーツバスケット

 


Forフルーツバスケット - YouTube

悲しいときも苦しいときも楽しいときも。人生は続くのであります。

 

19:マイフレンド


ZARD 「マイフレンド」 YouTube - YouTube

まあ、そんな感じで年老いていくわけでありまして。昔聴いたあの歌を歌っていたあの人たちはもういないのね、ということもままあるわけであります。

 

20:半パン魂


【MV】半パン魂【ヒャダイン】- Hanpan Spirit - Hyadain - YouTube

おっさんになって記憶がつみかさなっても、かわらず好きなものは好きなのですよ。

ガンダムとかな。

馬場ラムネや碇シンジ君の側の年齢だったはずなのに、気がつくとラルさんの年齢になってる自分に気がつくけど。まあ、な。

4クール版まどかマギカ(ネタバレ)

「なにをしているんですか?」
まどかマギカを4クールでやった場合に、どうなるか考えてるの」
「もとが1クールなんだから、4倍に伸ばせばいいんじゃないですか?」
「それだと、間延びしちゃうじゃない。わたしは、もうドラゴンボールZをみたいわけじゃないのよ」
「なるほど」
「引き延ばすとしても、可能なのはせいぜい二倍ね。2クールで、本編と同じところまでやるのがいいんじゃないかしら」
「そうすると、残りの後半2クールはどうするんですか?」
「新編をベースにして、その後にフィナーレを追加したら良いんだと思う」
「なるほど、それは長大な物語になりますね」
「問題は、話を引っ張っていく人物が足りないところね」
「引っ張っていく?」
「物語には、引っ張っていく人、巻き込まれる人が必要です。まどマギの場合、巻き込まれるヒトはまどか」
「話を引っ張っていくヒトは、ほむらさんではないのですか?」
まどマギには、話をずっと引っ張ってるヒトはいないの。話を引っ張っていくヒトは順番にいなくなってしまう」
「最初はマミさん、続いてさやかさん、杏子さんですね」
「そう、だから1クールで終わらせるならともかく、4クールやるなら、このあたりの登場人物を簡単には消せないわ」
「すると、どうなるんです」
「たとえば、マミさんは完璧でカッコいい先輩をやろうとするも、3話目で魔女に負けそうになって、さやかに助けられてしまう。そこから、後輩たちに嫉妬してしまって、悪落ちしていくの。最後は、後輩たちを犠牲にして魔女に勝とうとして、そんな自分を恥じてみんなの前から姿を消すの。これが1クール目の終わりね」
「そのあと、どうなるのですか?」
「後の方のクールで、悪の魔法少女として再登場するの」
「悪の?ですか」
「まず、各キャラクターは4クール目まで居てもらわないと」
「すると、各キャラクターの退場エピソードはどうするんですか?」
「そこは、退場しないように変更するしかないじゃない。心に傷を負ったり、再起不能になったりするけど、後でまた再登場できるようにしておくのよ」
「はあ。でもずっと同じキャラクターだけで、一年も持つものでしょうか」
「そこで、新キャラの追加よ。3クール目になったら、謎の少女なぎさちゃんが登場するの」

「すると、2クール目の終わりでテレビの終わりに追いつく感じですね」
「それではだめです。その物語設定には致命的な欠点があります」
「え?」

「そのストーリー構成だと、2クール目が終わった時点で戦える味方の魔法少女が杏子さんだけになってしまいます」
「あ」
「困りましたね」
「。。。なら、一発逆転をしよう」
「といいますと?」
「まどかを3クール目から普通に変身するようにします」
「それは、ほむらさんが嫌がるんじゃないですか?」
「だから、ほむらちゃんは2クール目が終わった時点で力尽きて、4クール目まで再登場しません」

「おー、それならどうにか、4クール持ちそうですね」
「整理すると

1クール目:5人の魔法少女が徐々に登場。当初の先輩魔法少女だったマミは後輩を捨て駒にしたことを恥じて姿を消す。
2クール目:さやかと杏子のエピソードを中心に、TVアニメ版後半部分を再現する。さやかは自分を化け物と思って去っていく。ほむらは魔法少女化したまどかの力を抑えて、長い眠りにつく。
3クール目:平和になったはずの世界に、新キャラ、なぎさが登場する。なぎさを操っているのが、かつて姿を消したマミとさやかの二人、地獄姉妹であることが明らかになる。
4クール目:ついにほむらが再び目覚め、魔法少女5人組と最後の決戦に至る。そして、そのあと本当のラスボスとの戦いになる。

と、まあこんな感じかしら」
「なんとなく、どっかで聞いたような気がするストーリー展開ですが、いいんじゃないでしょうか」


公開後の評価「最初からまどホムで作ればよかったのに!」

僕の好きなゲーム音楽10選

すきなゲームおんがく10選に影響されて
http://singm.blog70.fc2.com/tb.php/196-85f5618e

ちゃんと更新したよ!

ゲームボーイアドバンス→DS→3DSカプコン。作曲:杉森雅和。これはレイトンVS逆転裁判3DS)のオーケストラ版。
逆転裁判の曲は、曲を始めるタイミングとゲーム内のタイミングがぴたりとあってるとすごく盛り上がるよ。曲とテキストの同期による盛り上がりは1〜3が一番よかったと思う。いや、5もそれなりにいいし、レイトンVS逆転裁判も音楽と個別に切り出したテキストはいいんだけど、全体的なバランスというか。

ドリームキャスト→PS2移植。ゲームアーツ。作曲:岩垂徳行
マイ戦闘曲暫定一位。グランディアの戦闘曲は全部いいのだけど、グランディア2の「ヴァルマーの目」バトルが多分一番盛り上がる戦闘だった。ストーリー部分では1よりだいぶ短くなったグランディア2でしたが、洗練された戦闘システムは素晴らしくて、だからこそ心待ちにしていたグランディア3が。。。

  • Forest ガーデン

PC(18禁エロゲ)。ライアーソフト。作曲:九十九百太郎。
フォレストは全部いいんだけど、ガーデンは途中の変調とかがすごくいいんだよ。変調から盛り上がる一方なのがいいよ。

3DSスクウェアエニックス。作曲:Linked Horizon。
ブレイブリーデフォルトの戦闘自体、ボスバトルに特化してる感じで、ごちゃごちゃ仕込んで戦うボスバトルとマッチした最近の戦闘曲のおおあたり。

PCエンジンSCD。ハドソン。作曲:田中公平
マイ戦闘曲暫定2位。中二病バリバリのときに聞いていたので印象強い。天外魔境は奇跡としか思えなかった天外魔境2の戦闘バランスをその後再現しようとして毎度失敗するのだが、2から期間が短かったせいか、カブキ伝は割とうまく作られていたと思う。直接攻撃魔法がボスバトルでは、ほぼ使い物にならず、支援魔法がメインで飛び交う戦闘が当時としては面白かった。

  • Thunder Force V Legendary Wings

セガサターン。テクノソフト。作曲:九十九百太郎。
弱冠派手すぎる感じはするが、東方とか出る前あたりに一世を風靡したSTG音楽。セガサターンを買って、おおっ、ゲーム音楽ってすげえな。と思った。

PC→(各機種移植)。コーエー。作曲:山下康介
このゲーム始める前のシナリオ選択画面の音楽が一番すき。

セガサターン。ハドソン。作曲:田中公平
サクラ大戦1はあんまり好みじゃない曲もあるんだけど、これはすごくいい。帝劇夜のテーマ、と悩んだんだけど。

  • 痕 ためいき

PC(18禁エロゲ)。リーフ。作曲:中上和英。
90年代のエロゲ曲として一番耳に残っているのは「ためいき」。夏のけだるい午後の情景が即座に浮かんでくる。久石譲のSUMMERより作曲が古い、というのも自分の中ではポイントが高い。というか、夏をテーマにしたアドベンチャーゲームのBGMだけど、「夏影」とか「YOU」みたいに「SUMMER」の影響を受けないで作られてるので、割と独特な曲調なのだ。

ドリームキャストセガ。作曲:金子剛。
ゲーム音楽をきくのやめようと思うときには、たぶんこれを思い出すよ。ネタゲームとして知られるセガガガでしたが、エンディングの「よし、もっとゲームをやろう! ボロボロになっても、ゲームを作ろう!」という方向性での感動は他のゲームの追随を許さないと思う。

まどマギ映画はキルミーベイベーだった論(ネタバレなし)


まどマギ映画の真剣な感想ばかり流れていて、胸焼けしそうだよ。
おれはアニメが好きだけど、そんな真剣に「ビューティフルドリーマー」とか「百億の昼と千億の夜」とか「ウテナ」とかいわれるとなんだか心臓にわるいよ。


みんなはわかっているはずだ。あの映画はすべて「キルミーベイベー」の要素を再構築して作られていたことを。
そう、「まどマギ」映画として、みんなが見に行ったあの映画こそ「キルミーベイベー」劇場版といっても間違いない作品だったんだ。


わからない? わかるっしょ。思い出そうよ。
リメンバーキルミーベイベー


キルミーベイベーTV版の最終回で泣き叫んだやすな、そしてやすなの大切な友達、ソーニャちゃん。


でも、ソーニャちゃんは殺し屋。
殺し屋だから、いつかやすなの隣からいなくなってしまう。
そしてたぶん、どこかでソーニャちゃんは死んでしまう。


永遠に続くかものように感じられた、キルミーベイベーの日常は、こんなにももろく、こんなにもはかない。


ソーニャちゃんは去り、一人残されたやすな。
おそらく学校の中では、もう誰もソーニャのことを覚えていない。
なぜなら、やすなだけが、ソーニャの友達だったのだから。


やすなはソーニャちゃんを探しに行きます。あぎりさんと没キャラをつれて。


しかし、ソーニャちゃんは仕事でミスして瀕死の状態。
血だらけになって、朦朧としたソーニャちゃんのところにやすなが現れる。


帰ろうよ、ソーニャちゃん。またあの日常へ。


ああ、死ぬんだな。私、いまさら、あのバカの顔が幻みたいに見える。
どうせ死ぬなら、やすなに殺されるのがよかったな。
私のたった一人の友達に。


キルミーベイベー(私を殺して、私の友達・・・・・・



「ソーニャちゃん!」


……って、お前本人かよ!
わたしはっ! お前なんぞの顔を見て死ぬなんてごめんだっ!
 死ぬぐらいなら、私はお前と一緒に生きるのを選ぶっ!



そして、二人は、再び不安定な日常へ回帰する。



「ソーニャちゃん、ソーニャちゃん」
「うるさい」
「ソーニャちゃん、もう仕事にいかないよね?」
「さあな」
「わたしたち、ずっと一緒にいようねえ」
「しるか」


キルミーベイベーはよみがえるんだ。
悲しみの弔鐘はもう鳴り止んだ。
君は輝ける人生の、その一歩を、再び踏み出す時が来たんだ。


劇場版 新編キルミーベイベー 復活の物語

まどかマギカ新篇(ネタバレ)

「いやー、いい映画だったね」
「なんか、転校初日の花咲さんに無理矢理迫ってきた来海えりかのような強引さを感じたのですが、あれで本当に友達になれるものなのでしょうか」
「ああ。あの『強引に転校生の花咲さんにひっついていく未生育な美少女』はじつにもって、海風に揺れる一輪の花!だったね。なんとかなるんじゃないの。どうせ脳内なんだし」
「え? いや、ほむらちゃんが世界全部を書き換えたんですから、あれが現実世界なんでは?」
「そうなの? なんか、さやかCHANGが世界に外側があるみたいなこといってたじゃん」
「あー、確かにまどかも『うっ……頭の中で、何かが……』っていってたね」
「話は変わるんですけど、あれだとまどかが何か心の広いことを言うたびに後光が差すんじゃないでしょうか」
聖おにいさんみたいだね」
「『みんなが嫌がる掃除当番だけど、私がやっておくよ』とか、まどかがいうと」
「わーっと後光が差して」
「ほむらちゃんが慌てて『わー、まどか。後光が差してるわ』とかなるんじゃないでしょうか」
「『なにか下世話なことをかんがえて!』」
「『えーと、私たちがみんなフルーツモチーフだったのに、マミさんがチーズだったのは、遠回しに、くさい、と言ってるのかな?』」
「『いいわ、その調子よ。後光がだいぶ弱まってきたわ』」
聖おにいさん仏陀とキリスト?仏陀とマーラかな、みたいな」
「まあそんな感じだと、この楽しいですよね」
「でも、ほむらちゃん最後死んでなかった?」
「あー、なんか帆場瑛一みたいな感じで、あの世界を作ったことで満足しちゃったんですかね」
「あるいは、『腐り姫』でいうところの『記憶を消す(セーブリセット)』して、ニューゲームを始めてみたくなったか」
「最後のところで、きゅーべーが出現したので、もう一回みんなをきゅーべーに集めさせて魔法少女をやらせるのではないでしょうか」
「うーん、わかりませんね。解釈に悩むところです」
「なんか、この映画のほむらちゃんって、全体的に人に説明をしないよね」
「まあ、基本的にほむらちゃんの脳内で起きている出来事なので、他人がいないのでは?」
「いやいや、なんか説明してたけど、人格的にはマミさんとか杏子とか外部世界から拉致ッてきたので、別人格なんでしょう」
「あー。まあ、ずっとなんか他人を疑ってたから」
「花咲さんだったら『何か困っているんじゃありませんか?』っていうところだよね」
「一応、サスペンス指向なんじゃないでしょうか。他人を信じられない描写かと」
「でも、あんなに丸わかりでリアリティが減少していったら、サスペンスもへったくれもないんじゃないの?」
「まあそのへんは、尺が短いから」
「たぶん、あの羽生みたいな女児に疑いが行くように頑張ってたんですよ」
「ああ、あの羽生みたいな女児ね」

「世界としては『ウテナ劇場版』みたいでしたね」
「なんだっけ、それ」
「テレビシリーズでは、主人公ウテナが親友で魔女のアンシーを解き放つために、自分の命を捧げるのです。そしてウテナがいなくなった世界で、自由になったアンシーが外界へ旅立っていく」
「あれは学校の外側がない世界だったね」
「そうです。そして『卵の殻を破らねば、雛は生まれずに死んでいく』」
「そのへんの台詞がきたときは、ああ、ウテナのリスペクトなんだなあ。と思ったね」
「ともあれ、テレビでは魔女になったアンシーを救い出して、ウテナはいなくなります」
「映画のウテナって、パラレルじゃないの?」
「わたしは、パラレルじゃないと思っています。旅立ったテレビシリーズのアンシーが、もう一度ウテナと出会うために、テレビの鳳学園の外側に作り上げた世界が、あの映画の鳳学園だったのではないかと」
「なるほど。魔女だから」
「そうです。後思ったのは、『まどかマギカ』は説明しすぎです。とくに、何か状況に変化があるたびに、さやかちゃんが説明するのは、辞めた方が良かったと思います」
「そんなスパルタンだよ」
「物事は、状況から読み取るか、多少説明が雑な方が面白いのです」
「そうかなあ。わかりやすいほうがいいよ」
「ともあれ。劇場版のウテナでは、ウテナは転校生として外部から学園にやってきます。そして、今度はアンシーと二人で、学校の外側へと出て行くのです」
「なるほどねー」

「それにしても、きれいにおわった映画でしたね」
「そうかなあ、なんか居心地の悪さがあるけど」
「そうですね。たとえば『星のさみだれ』のような、人生の中に、大好きな女の子と世界を救った記憶があっても、そんなものは人生のなかの、子供時代のほんの一部なんだ。そんなものより、それから生き続けていくことが、ずっとずっと大事なんだ。という話じゃないですよね」
「そうそう。弱冠十四歳の美少女が、世界を救ってしまうなんて! これから、私はどうなっちゃうの!?」
「という、前向きな発想をみんながしていれば、誰も苦労はしません。でも、世間には大人になることを拒否して、潔くかっこ良く生きていたい人もいるのです」
ラクトガールね」

「あんまり関係ないですけど、彼岸花のモチーフが多くて」
「ああ」
「すごく、『艦これ』っっぽいな、と思いました」
「あ、そう」
「『艦これ』も、戦いで散っていった艦娘たちの魂はきっと汚れて、深海棲艦として蘇ってくる、という意味でボスゲージに彼岸花を使ってますから、彼岸花というモチーフがかぶるのは当然のことかもしれませんね」
「そのあたり、著しくどうでもいい」

「赤い彼岸花花言葉 は「情熱」「独立」「再会」「あきらめ」 「悲しい思い出」「想うはあなた一人」「また会う日を楽しみに」 です」