うた∽かた 6〜7

うた∽かた 7 [DVD]

うた∽かた 7 [DVD]

魔法少女アニメ完結編。
たぶん、鎌倉への地元愛がないと見続けられなかったと思う。
正直、人に薦めようとは思わない。

真面目で地味なよい子の「一夏」と、その鏡像である妖精「真夏」のひと夏の物語。鎌倉各所をロケハンしてまわったであろう、忠実な背景の描写と、終始大きく崩れなかった動画。

絵はとても良かったんですが、後半の暗い暗い展開には正直ついて行けませんでした。
「まるで、うたかたのように」って、やっとタイトルにたどり着いたハッピーエンディングの13話が地上波で未放映っていうのがすごいな。12話で終わると、すさまじく後味の悪いアニメだと思うんだ。11話の流れからすると、わりと唐突に話を落としにいくし、刺すし、刺されるし。
12話まではDVDで見たんですが、13話は置いてなかったので、バンダイチャンネルで見ました。バンダイチャンネルは1Mbpsのストリーミングなのですが、はっきりと画質の差がありました。ブロードバンド化でかなり画質は向上してきてますが、もうちょっと画質がよくないと、動画配信でお金を取るのは難しいんじゃねえのか、とやっぱり思ったのでした。

一夏は、もう少し真夏を嫌っても良かったと思います。明確な嘘はついてないかもしれませんが、かなり誤誘導されてるし、結構、真夏には酷い目にあってますぜ、お嬢ちゃん。何度か助けられたからって、その窮地に陥ったのはそもそも真夏のせいなので、そこまで「友達を嫌いになってしまう自分」に嫌悪感を抱くことはないんではないかと思うのですが、そこが「よい子」の「よい子」たるゆえんなのでしょうか。

美鳥の日々」の最終回も、年末で初雪だったのですが、鎌倉に雪を降らせるの、好きですね。