オリジナル・シナリオ案
ほととぎすのなく頃に*1
- 主人公:明智秀一
都会から、家庭の都合で岐阜県の田舎に引っ越してきた男の子。
卓越した話術と豊富な知識を持ち、それなりに勝負強いが、繊細な神経の持ち主で、比較的ストレスに弱い。
- かなかな:織田のな
引っ越してきた明智と仲良くなった田舎の女の子。
茶器が大好きで、気に入った湯飲みや急須があるとどんな手を使っても手に入れる。
明智にはにこやかに接するが、実は過去に数々の奇行が噂されていて……*2
時折、神懸かり的な状態になり、神仏の話になると手がつけられない。
- ぷえー:柴田勝子
織田信子とは昔からの親友で、仲間たちのうち最年長。
普段は豪傑ぶりを発揮してグループ内のリーダーシップをとっているが、意外と女の子っぽい所があり、織田信子の行方不明になった弟と恋仲だった? という噂がある。他のメンバーと比べて精神的に大人だが、実生活では素直すぎる面がある。怒ると異様な迫力があり「鬼」と呼ばれる。数々の手下を持つ。
- ですわ:木下日吉子(きのした・ひよこ)
クラスのようぢょ1。人を罠に掛けるのをライフワークにしている。のなのお気に入り。
いつも明るく振る舞っているが、時折すさんだ表情をみせる。実は父を早くなくして義父に引き取られている。義父との折り合いが悪く、養父から虐待されていた。現在は家出中で住所不定。仲の良い弟がいたが、今では離ればなれである。密かに保護者ぶってみせる柴田の事を嫌っているが、表情には見せない。
- なのです:松平千代(まつだいら・ちよ)
クラスのようぢょ2。代々続く良家のお嬢様。のなに妹のようにかわいがられている。
羽柴と同じように父の死後、あちこちの家を点々としており、今は一人暮らし。織田家でのなの妹として育てられた時期がある。どんな約束でも必ず守るよい子だが、時に老成した表情を見せる。実はけっこう腹黒い。
神殺し編
「足利昭雄?」
「ああ、昭雄くんはね。転校しちゃったんだ」
「へえ……」
「ねえ、明智くん。筒井くんとか、細川さんと、何の相談をしているのかな? かな」
「な、なんのことだよ」
「最近、のなたちに内緒で、明智君、あちこちに手紙、書いてるよね?」
「のなには関係ないことだよ」
「……どうして嘘つくのかな? かな」
<この間、秀一くんは、腐った鯛を当てる問題に失敗したりして、もだえ苦しむわけです>
「足利くんはね、ある日突然、一人で仲間と離れて登校するようになったの。明智くんみたいに」
「ある日突然、それまで書かなかった手紙を書くようになったの。明智くんみたいに」
「それで……」
「おい! それで、足利って奴はどうなったんだ!」
「ある日突然、転校しちゃったんだ」
「明智くんはしないよね……『転校』」
第二部 サコンのごとく!
- ヒロイン:石田ミツ(CV 釘宮理恵)
本作のヒロイン。頭脳明晰だが、異常なまでのツンデレで人望がない。
帳面をこよなく愛するインドア派。
- 執事:島サコン(CV 白石涼子)
苦労人だが無敵の執事。失業して途方に暮れていた所をミツに二万石で買われる。
ミツにとことんなつかれているが、ロリコンではない。
- 病弱:大谷継子
ミツの親友。病弱で余命幾ばくもないが、心の底からミツのツンデレぶりを心配している。
- 当て馬:加藤虎之助
ミツとは幼なじみだが、昔から肌が合わず、遠路遙々遠征していたときに、
「べ、別に、あなたたちの為にお弁当を作ってきたわけじゃないんだからね!」
と、ミツに言われたのを真に受けて、反目状態にある。