武士の一分

武士の一分 [DVD]

武士の一分 [DVD]

結構面白かった。

この、なんだかどう考えてもバッドエンドになりそうなのに、よくわからないうちにハッピーエンドに終わるのは、山田洋次の時代劇って感じだなあ。「隠し剣 鬼の爪」もこんな感じの映画だったような気がする。映画は2時間からの作品を一気に見るものなので、見た後に気分が悪くならないのはいいと思った。木村拓哉が割と見目の悪い役で、しっかり俳優をやっている感じがしたのは確かだった。すくなくとも去年みたHEROよりはよっぽど。

しかし、レンタル版のDVDだけなのかもしれないが、映画が始まる前の予告編が長すぎるんだよ。なぜ、あれをDVDで映画の始まる前に入れておくのか、しかもとばせないようにしておくのか、そのあたりを設定した人間の精神構造を疑う。セルDVDの宣伝は映画の終わった後にだけおいておけば、何人か見るかもしれないのに。