よんだいろいろ

魔人探偵脳噛ネウロ 23巻 完結

9/10点。
「そなたは〜愛してしまったようじゃ」
よい終わり方だと思うけど、シックスとの闘い近辺にもヤコに見せ場が欲しかったなあ。HALのときのアレと、ⅩⅠのアレは結構よかったので、あれで終わりなのはなんか不完全燃焼感もなくはない。もう一回活躍して欲しかった。まあ、あのあたりは、このところ活躍の少なかったネウロの見せ場だから、アレでいいのかもしれないが。
商品として完結した作品を残すのだ。という強い思いのもと、見事に完結して終了。確かに「封神演義」とか「ダイの大冒険」はきれいに終わったけども、「ムヒョとロージーの〜」とか、面白かったけども、終わり方に蛇足がついちゃっていて微妙だったし、大抵のジャンプ漫画は終わる所を誤って変な所で終わるしなあ。シックス編は正直すでに探偵モノじゃない状態で、微妙だなあと思いつつ読んでいたが、このゴールから逆算して話を組み立てていた感じがする。いや、終わり方だけ抜き出せば、非常にいい終わり方だったと思います。

のだめカンタービレ 22巻

9/10点。
「もう、ゴールしていいよね」
のだめのデビュー戦と、その後の抜け殻カップル編。怒るオクレール先生とシュトレーゼマンの対決(?)場面が見せ場。オクレール先生ってシュトレーゼマンより年下だったのか。ずっと年上だと思っていた。秋にやるアニメの完結編では、たぶんこのあたりの話から完結に向けて話を落とすんだろうなあ。オレはコミックス派だから、この後どうなるのか分からないんだけど、きっともうすぐ終わるんだろうなあ。

神の雫 20巻

7/10点。
「おぉ……」
遠峰先生のいつもの芸がでて、これで勝負が半分終わり。……この漫画、あと20冊やるつもりなのかなあ。あり得ない話じゃないのが恐ろしいけど、30冊くらいで終わった方が読みやすいと思う。この後は、これまで出番のなかった部長のエピソードです。って、本当にネタが切れてきているじゃないか。地元でも神の雫フェアとかやっているのが恐ろしい。

冒険王ビィト 1〜7巻

6〜8/10点。
「ダイ」の原作&作画ペアが、「ダイ」にならないように頑張っているのに、なぜかどんどん「ダイ」っぽくなっていく展開が最大の世見どころではないかと思った。なぜかというか、人間配置の時点で「ダイ」なんだよな。ジャンプにしては暗い(人間界は完璧に魔人の支配下のうえ、勇者的な存在はどこにもいない)ファンタジー世界の設定なのが本作の萌えポイントだと思う。あと「死んだらザオリク」的な発想がないのが緊張感と世界観の暗さを演出していて素晴らしい。

怪物王女 1〜3巻

7〜9/10点。
「そろそろ始めるザマスよ」「ふが」
……あれ、フランケンだから「ふが」っていうのか、今気がついた。
金髪の姫の生き血によって交通事故からフジミのカラダで蘇った気弱な主人公が、姫の下僕として姫を護って死んだり生き返ったりする話。敵は吸血鬼とか狼男とか、フランケンシュタインの人造人間とか、ミイラ男とか。ゴシックホラースプラッタラブコメアクション。姫が肉体的には弱いのに、チェーンソーとか振り回すのが萌えポイントなんだと思った。現在作成中の「日輪のごとく!」は、まるで原案にした漫画の原型を止めていないが、自分の中で脳内補完されたイメージでの「〜のごとく!」は、原作よりはどっちかというとこの話のイメージに近いような気がする。というか、某お嬢様の喋り方には、それほど特徴が強くついてない(「〜なのだ!」「うむ」)ので、姫っぽく台詞を書いていると、気がつくと「〜であろ」とか「〜するがよい」と、ラフィール喋りになってるんだよな。何度かなおしたけど。

聖☆おにいさん 3巻

6〜7/10点。
エス仏陀の日常コメディ。うーん。1巻目に比べると若干面白くなったのか。なぜ、騒がれていたのか、よくわからない。ほとんど「ピューと吹くジャガー」と変わらない気がする。