ペルソナ4 終わったー

やっと終わった。終わってしまった。
総プレイ時間83時間でした。満足しました。

以下ネタバレ多し。




イマイチやなー、と思ったところ。

ダンジョンが単調すぎる。最初の1個、2個は結構ドキドキしたけど、さすがに最後の方は飽きた。先制とるために剣を振るのも今ひとつ作業感だったし、特に仕掛けが多彩なわけでもなくて、おおむね同じような構成だし。
戦闘も、「弱点突いてボコる」って、たしかに普通に延々殴り合うよりは面白いんだけど、最後までずっとそれだけなので、ダンジョンの単調さと合わさって、後半の探索が苦痛になっちゃう所でした。
ボスバトルはもっとワンパターン度が強くて、主人公がチャージ&ゴッドハンドを覚えてからはずっとそれだけで戦ってたし。ザコ的の弱点を調べるのが一番楽しい作業だったなあ。
あと、コミュを先に進めたいのに、主人公能力のせいでブロックされちゃって、延々とバイトしたり本を読んだりしないといけないのが……ストレスだったなあ。
あとは、オマケ要素の釣りが今ひとつ面白くなかった。「ダーククロニクル」とか「大神」とかにもあった釣りミニゲーは基本的に好きなんだけど、自分で何かを選ぶという行為がないのがイマイチだったなあ。竿やエサの種類とか、狙うポイントとか、選べると良かったのに。
エストも、クエストを受領してると、見たことない強敵がダンジョンに出るようになるとか、クエスト専用ダンジョンがあるとか、そういうのあると良かったかも。

良かったところ

キャラクターの魅力と、二十個ぐらいある各コミュの展開、季節季節のイベントは面白かったっす。それがなかったら、80時間もあるゲームを遊べなかったと思います。

花ちゃん&チエちゃん

ガッカリ王子と肉ガム娘。雪子〜完二編のイベントの流れでは、てっきりこの二人がカップルになるのかと思っていたのに、ガッカリ王子は最後まで昔の女のことばっかり言ってたなあ。そのあたりがガッカリ感。バッドエンド分岐の途中、「里中!」「花村!」って言い合いは結構好きでした。
でも、今思うと花村がすぐに「小西先輩がどうのこうの」っていうのって、仲良しのチエちゃんへの予防線のような気もする。そう思うと、ムリ目の天城越えに挑戦してたのもチエちゃん狙いへの第一歩のような気さえしてきてワクワクですよ。五月ぐらいに主人公が遊びに行ったら、実はあっけなくつきあい始めてました、みたいな展開が爽やかでいいな。と思った。
チエちゃんは途中、物理攻撃も氷結攻撃もダメダメで、まったく戦力として役に立たなくなった時期があったのに、終盤「チャージ&ゴッドハンド」を覚えて一軍に復帰したのは、このゲームの戦闘で面白かったことの一つです。

雪子さん

ヒロイン雪子さん。コミュを進めるにつれて、すごい勢いで主人公を自分ルートに流そうとしてくるのと、終盤ストーリーでは、何かある度にヒロインっぽい言動をとる()のは、なんか誰かに似てるなあと思って遊んでいたが、今さらながら「サクラ大戦」の真宮寺さくら*1に似てるんだと思い当たった。
説明書とかだと、チエちゃんがヒロインで雪子さんがオマケなのかと思っていたが、実際は雪子さんがヒロインで、チエちゃんは付け合わせみたいな感じだったなあ。チエちゃんと付き合っておくと、もうちょっと違う展開になるんだろーか。

完二と両手に花(一年生組)

完二は直斗が仲間になった以降は、なんか登場する度に両手に花(りせ、直斗同伴)状態で出てくるのが面白かった。しかも本人は絶対そんなつもりなく、趣味の合う女の子の友達と、男友達を連れてるつもりになってそうなのが良い。
りせは中盤の会話が腹黒くって良かった。こう、他の女性陣を手玉にとる感じの台詞回しが最高。
直斗は、直斗はなあ。ちびっこ探偵のコミュはほとんど進められなかったんだよなあ。もうちょっとやってみるか。

エビちゃんとエンゲキブ

エビちゃんとエンゲキブは、話が進むにつれて明るくなっていくエビちゃんと、暗くなっていくエンゲキブの対比なんだよな。これ。エンゲキブの話が一番先が気になる状態で終わってしまったので、もうちょっと先を見たい……ような気もする。

クマ

ウザさが慣れに変わっていく過程は、80時間もプレイ時間があったからだと思う。たぶん、半分ぐらいの長さのゲームだったら、最後まで「ウザいなあ」と思っていたのに違いない。
いや、結局最後までウザかったような気もする。アニメシーンで、クマが口を動かさないで喋ることが分かったのがゲーム中で一番驚いたことだった。

*1:浮気を疑って地球の反対側まで追ってきて、新キャラに向かって本妻面を振りまくヤンデレヒロイン