ホワイトアルバム vol.8

終わったー。なんだろう、この感じ。まとめられない。
達成感とか満足感とはほど遠いが、脱力感というほど気が抜けてはおらず、まあなんとかエンドマークにたどり着いたなあ。というような感じ。やっぱり最後まで冬弥はヘタレだったし、登場人物の行動意図はまるでわからなかったが、それなりに満足のいく終幕だったようにも思う。
行動意図がよくわからないのは、はるかの兄の話と弥生の由綺に対する思いが基本的に入ってないからかなあ。はるかの兄は仄めかしとしては出て来るんだけど、誰も明確にその話しないんだもの。この二人がいなくて、由綺と理奈とめのうとマナだけが女子登場人物だったら、もうちょっと人間関係が分かりやすかった気がするが、それはすでにホワイトアルバムではない気もする。

この作品に出てくる大人たちって、みんな割と立派ですよね。
緒方兄は、作品的にはまだ「青年」のグループに入るみたいなんで、実際的には冬弥の父と、マナの母と、フランキーの三人なんだけど、この三人が基本的に良くできた親御さんすぎる。厳しいところは厳しいんだけど、なんか最後の最後に子どもに甘いのが良くなかったのかなあ。

26話通して基本的に泣いてる由綺は「不憫」という感情しか浮かばなかったが、緒方理奈は可愛かったなー。可愛く演出されてたと思う。くせっけ&太眉のはるかも秀逸なデザインだった。

ネタバレをすると、犯人ははるか。