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レイトンVS逆転裁判感想【ネタバレ】

クリアまで18時間ぐらい。謎は69個解いて、未回収1個。

 

わたしは逆転裁判はシリーズ1作目から全部やって、こないだiOS版もやった。レイトンは1作目と2作目をやって、ストーリー展開のひどさにあきれ果てて、それ以来やってない状態なので、ここでは全面的に「逆転裁判」の良さを上げつつ、「レイトン」をディスる内容の感想になります。いいかな?

 

とはいえ、まず大前提として。『レイトンVS逆転裁判』は面白いです。これからさんざん文句を書きますが、それでも買って後悔はしてませんし、途中で投げたりは考えられないし、『レイトン』か『逆転裁判』が好きな人にはオススメします。

 

ざっくり書くと、レイトンと逆転裁判の、両方のゲームのいいトコロと悪いトコロが両方ゲーム中にあって、しかもあまりうまく混ざってなくて「これ逆転裁判の悪い所だな」とか素材感が味わえるしあがりです。中盤はいい所がうまく出揃ってて面白いけど、導入と終盤は悪い所が目立つ感じ。

 

ちなみに私の考える

  • 逆転裁判のいいトコロ:裁判の盛り上がり。女子がかわいい。ゲストキャラの扱いが丁寧。
  • レイトンのいいトコロ:世界の雰囲気がいい。ナゾが楽しい。ハッタリが効いてて、ゲームの先をみたいと思わせる。
  • 逆転裁判のイマイチ:びっくりするぐらい、ダジャレが酷い。後半にいくに連れて裁判が加速度的に長くなり、だれてくる。
  • レイトンのイマイチ:アドベンチャーパートの操作性が悪い。ストーリー構成がダメダメ。ゲストキャラの扱いがぞんざい。
これが全部味わえます。
 
3Dで書かれた逆転裁判の登場人物モデルはHD版が「なんか違うな」と感じたのに比べて、違和感なく、しかも10年前のモデルじゃなくて、今みて違和感のない感じに仕上がってると思います。なるほど君のギザギザ頭の構造もよくわかったし。

ただ、キャラクターは全面的に逆転裁判よりのデザインの人が多いので、レイトン組が登場すると浮いて見えます。レイトンとルークは社長が訊くをみるとアレンジが入ってるらしいですが、それでも裁判パートで並ぶと違和感がありますし、とくに頭身をあまり調整してないと思われる序盤の登場人物たち、チェルミー警部とかは登場した瞬間に「え?」ってなるレベル。

音楽はレイトンパートも逆転裁判パートも非常によくて、とても気分が上がります。いや、まじでそれぐらいしか書けないけど、音楽聞くためだけでも買う価値があるぐらい良い出来ですぜ。

声優陣はいいですよー。レイトンとルークはなじんでるし、ゲスト女子の三人もかわいいし。

よくアマゾンのレビューに書いてある逆転裁判側の成歩堂と真宵の声についても、個人的には許容範囲。というか、真宵ちゃんは、微妙に可愛くない、あの声がすごく合ってます(コナミ感)

成歩堂はまあ、確かに長い台詞をシャベるとガッカリするんだけど、もともとかっこわるい声を想定しているので、まあ許容範囲。

 

 

ここからネタバレになりますが、ゲームとしての問題は主にストーリーが悪い。

序盤から中盤はすごく面白くて、二つ目の魔女裁判のあとまでは超面白いんだけど、そのあと6章ぐらいから、あれ?って感じになってきて最後はグダグダです。

最初の魔女裁判の真犯人発狂から火刑への流れと、狂気の演技はすごく心をわしづかみにされたし、二つ目の魔女裁判は逆転っぷりと、その後の展開がよすぎる。あんな展開、逆転裁判でもやらないよ。。。

 

だが、そのあとはだめだ。

逆転裁判かレイトンをやっているつもりだったのに、気がついたら「ひぐらしのなく頃に」だったというオチで、なんだよ雛見沢症候群かよ、えー、それ確かに大筋は謎の回答になってるけど、細かいところは矛盾だらけだよね、というかさっきまでのキャラクターたちの葛藤とか舞台設定とか、まるで無意味になっちゃうけどそれでいいの?

それだと、ジーケンとか正義の騎士じゃなくて、ただの道化だし、おかみさんとマホーネとか、錬金術士と弟子とかの関係もただのまやかしだよね。市場の人たちの仕事とかも無意味だし、なんで中に十歳以下の子供が居るのかも謎だし、そもそも猫のクローネとはなんだったのか。

いやちがう。そもそも論で言うと「なんで魔女裁判やってたのか」が謎すぎる。なんでわざわざ町の人の中に魔女を作り出して、本人と周囲にトラウマやら人死にやらをださせたのかが、もともとの町の趣旨からいうと謎。普通にゴルゴムみたいな悪の魔女組織を外部につくって、そいつらを騎士団や町の人たちが撃退するストーリーにすればよかったのに、どうして町の内部に敵がいる、という設定にしてしまったのか。

自分で積み上げたナゾに対して「それはやらんだろう」という斜め下のナゾ解きを、すごい酷いカタチでやってのけるのは、レイトンやってる感じはするんだけど、今回はひどい。何がひといかって、謎解きを「登場人物が台詞として全部しゃべる」というのがひどい。

なるほどクンか、レイトンが解明するべきでしょう、そこんところは。なんであんなとってつけたような解決になったのか、なんど思い返しても腹が立ってしかたない。

レイトンと黄金像が並んでるカットが一個あればよかったと思うんだけど、それがないからモヤモヤしてる感じが抜けない。

しかも、大オチとそれまで作ってきた話の整合性が取れてないんだよな。今回割とフォローが入った方だけど、レイトンだったら最後の裁判のあとで、パン屋のおかみさんとか、スルーされてたと思うよ。騎士と酒場の女店主とかなんだったのか。

登場人物のあつかいが、とてもぞんざい。普通、裁判の1、2、3個目ででてきた登場人物って、最後の裁判で全部まとまるとか、伏線回収になることを期待してると、そんなことは一切ない。

 

このあたり、キャラクターやストーリーのだめだったところは、追加コンテンツでどうにかなるといいな、と思いつつも、本編としてはガッカリな終わり方になってしまったので、たぶん今後もレイトンを買うことはないでしょう。

逆転裁判5はちゃんと作って欲しいなー。