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勝手マイベストアニメエピソード

よろずが美しい完全無欠なエンディング、というのが如何にいいのか、ということを自分の脳内に刷り込まれたのが本エピソードとなります。

だって、今まで見た中でも最強に近い感じの悪役でラスボスのガーゴイル様が「さらばだっ」っていうんですよ。その直前のところで、明らかに自分の立脚点を完膚なきまでに否定されて倒された人が、「さらばだっ」ですよ。

毎回見るたびに、なんでガーゴイル様が、あんな能無しのネモ君なんかに負けなきゃいけないんだというか、本当に、そのすぐ油断するところ、一回でいいから直そうよ、ってなるわけです。

しかし、ともあれ、この完全無欠なエンディングに、打ち上げまで付いてくるわけです。全員のその後と、エバーアフター。やはりエンディングには打ち上げが大事です。最終回に打ち上げがあるアニメはいいアニメ。

けいおん!!の二部とかは、どっちかというと間延びした感じがするのですが、第一部はテンポよく物事が進むむことと、比較的「リアル寄り」に寄せているのがたまらなく好きです。

この13話も、初めてのアルバイト挑戦がうまくいかなくて泣くムギ、ですよ。普通ふわふわ日常系の女の子が何事かに挑戦してストレートに失敗しないよ。でもこの話は割とみんな失敗します。サブカル女っぽく一人旅に出て途中で寂しくなって帰って来ちゃう澪とかね。おかしくねーし。

プリキュアは、プリキュアやりながら中学生もやっています。

それって普通のことで、誰もが複数のことを同時に進めて生きているわけです。

まあ、滅多に中学生活をしながら、世界を救ってしまうことはないですが。

来海えりかさんは、一般的な中学生よりも破綻した性格をしていて、この一年間のストーリーが始まる時点では「一緒にいると迷惑な子」なのですが、それがどうにか自分で自分を乗りこなす事が出来てきて、普通に部長としてメンバーを切り盛りしている様子がここで描かれます。

でも、誰もがみんな、そうなれるわけじゃない。強烈な中学生の自我を誰もがうまく扱えるわけじゃない。そうした自分の心が暴れてしまうことと、どう付き合うのか、というのが「ハートキャッチプリキュア」だったと思うわけであります。

だから、アメンボ赤いなアイウエオ!

一人屋上で泣く部長さんはすごい絵になるのであります

「とある」シリーズって全然興味なくって、見てもなかったんですが、飛ばし飛ばしで観ていた再放送のこの話。佐天さんと初春の電話で、佐天さんが泣いて、初春が声をかける場面でこのアニメを最後まで見ようと思いました。

理想と程遠い自分とどう折り合うのか。自分がどんなに理想に届かない存在であっても、それを否定することは自分に関わる人たちの気持ちも否定することである。自分の自負と折り合い、そして先へ進むのだ、いうのが佐天さんというキャラクターとレールガン1期の物語だったと思います。

  • ちはやふる2期 十九首「ゆくへもしらぬ こひのみちかな」

べ、別に女の子が泣く話が好きなわけじゃねえし。男子として理想に追いつけないと心のどこかで思い、諦めながら、止まりながら、それでも一生賭けても運命に抗う。真島太一の土壇場であります。

太一はえりかとか、佐天さんと違って(高校生ですからね)、もう一回諦めているわけで、だからまあ、幼馴染の千早が好きでありながら、なんとなく彼女作っちゃったりするわけで、でも、もう一度頑張ろうと思いながらも悪い意味で大人なので、すぐ諦めちゃうわけです。

そのすぐ諦めてしまう太一の弱さ、というのはこれまで散々出てくるのですが、それが初めて踏みとどまって、戦おう、というのがこの回です。しかし、それでもまだ、戦おうとしても「行方も知らぬ」と言ってしまう。

  • あずまんが大王第19話「あくび名人 / なんだか青春 / 大人の花見 / 子供の花見 / 桜」

にゃも先生がお見合いに行く話。アニメオリジナル回。

このオリジナルエピソード、評判あんまりよくないんですよね。でも自分好きなんです。

あずまんが大王というのは、日常系四コマのおそらく最初の流行を生み出した漫画・アニメでありながら、女子高校生の入学から卒業までを描くというおそらくシリーズ構成上の正解を最初に提示してしまった罪深い作品であります。そのなかで、明解に時間が過ぎていき、それが不可逆であることを示す、このオリジナルエピソードの位置づけは完璧に近いものがあります。

時間経過。それが3か月、6か月、あるいはそれ以上の時間をともに過ごすTVシリーズについているものだと思います。神様で中学生なゆりえ様たちも、自分たちが中学生である時間は限りがあることを自覚しつつ、その限りある春の時間を共にします。

時間経過、そうして、かつて一緒にいた子供たちは大人になり、やがてすれ違うわけですが、その「美しい少年時代」(カッコつき)と大人となってすれ違う時間を描いたことが、ラーゼフォンを記憶に焼き付けています。本当に、あのテレビアニメシリーズは「子供たちの夜」と「ブルーフレンド」だけだといわれます。しかし、そうではないことは「蒼穹幻想曲」「多元幻想曲」が証明してくれます

時間経過、ラブライブ!2期は時間が過ぎていくことを明示的に語っている作品でした。そのなかでも、明確に継承と時間がすぎていくことを登場人物たちが自覚的に扱っていることを示しているのが、この話数でした。

完璧なエンディング。完璧なオープニング。それが宇宙のステルヴィアであります。1話と26話の完璧さ。そこから振り返るべき、全ストーリー。永遠に続く、多数のパターンの未来と過去。