13機兵終了直後メモ

本稿は全体的にネタバレなので注意ください。

ゲームはとても面白かったです。

これ自体がかなりのネタバレなのでよくないです。

 

よくわからなかったところメモ

ここから、よくわからなかったところをメモっていきます。

作中のトーンに合わせて80年代中盤のトーンで記載します。

 

十郎「それじゃあ、みんな集まったところで、情報共有会を開始したいと思います。今日の議題は『結局だれが悪者で、何を企んでいたのか』について整理したいと思います」

如月「さんせーい」南「じゃあ、はじめよ!」

ゴート「ちょっと待て、こういうものは、私が議長をするものではないのか?」

網口「いや、ゴート先輩そもそもどちらかというと『企んでる側』の人間じゃないですか」比治山「先日、全員で投票した悪人のリストに入っていたからな」三浦「今日はその『悪人候補』席に座っててください」

関ヶ原「そういうことだ」沖野「そういうことですよ」

ゴート「君らは『悪人候補』席に座ることに違和感がないのか」

 

大人たちの思惑って何?

 

十郎「まず、多数決ですが、井田さんは「悪人」でいいですよね」

網口「賛成。異議なし」関ヶ原「奴は悪人だ。俺と同じな」鷹宮「網口に同意するのは癪だが、あいつは悪人に一票」ゴート「ミクロ的には、奴のせいで面倒なことになったのは間違いない」

冬坂「瑛君だれ、井田さんって?」南「私もなんかピンとこないんだけど」(ここで「いや君たち結構迷惑受けてたよ」と網口からフォローが入る)

三浦、比治山、緒方「誰だ、それ?」薬師寺「どこかで顔を合わせたことがあるような・・・」

東雲「先生はいい人よ」如月「うーん、私的にはそこまで悪印象ないんだけど」

十郎「えーと、悪人が4、どちらかといえば悪人が2、悪人ではないが2、わからないが4、ということで井田さんは悪人に決まりました」

ゴート「この多数決で悪人を決めるシステム、絶対に間違っていると私は思う。ちゃんと裁判システムについて学んでから始めた方が良いのではないか」

十郎「ゴート先輩は先日悪人と決まったので、このシステムに口出しはできません」

 

如月「で、結局、井田は何がしたかったの?」

東雲「井田先生は、私たちを救おうとしていたのよ」

関ヶ原「森村(大)先生のイージス計画は無人の荒野に生き残った適合者だけが生存しようというもので、それは井田からすると到底認め難いものだった。そもそも、井田が取り戻したかった因幡が帰ってくるわけでもないのがイージス計画だったからな」

ゴート「そのため、井田の主目的は当初森村(大)のイージス計画の実行を邪魔することだったが、そのうち目的が暴走して積極的に「このループを終わりにして次のループへ行くこと」になってしまった。つまり機兵による抵抗力をなくして世界の崩壊を促す方向に倒れてしまった。これが大いに井田に我々が迷惑をかけられた主因だと考える」

南「イオリちゃん的には、あの人の呼称は「森村(大)」でいいの?」冬坂「まあ、他に呼ぶの難しいし」

 

十郎「次の議題です。森村(小)はどうして森村(大)を撃ってしまったのか?」

ゴート「大いに推測が入るが、まず前提として森村(大)の推進していたイージス作戦には根本的な欠陥がある。森村(小)は知っていたが、ユニバーサルコントローラーからセクタ4を切り離しても、我々が自由に生きていくことはできない」

ゴート「森村(大)がいるかぎり、私をはじめとした適合者はイージス作戦に素直にしたがってしまう。そこで若干の軌道修正を掛けたかったのではないか」

冬坂「でも、自分だからって撃っちゃうことないよねえ」

ゴート「そこが頭を抱えるところなんだ」

 

セクタ0〜セクタ5世界について

 

十郎「次の議題。どうしてあんなにややこしい世界にしたのか」

網口「そうだよなあ。別にあの世界の端とか作らなくてもよくなかったか?どのみち、本当の世界の端じゃないんだろ」

鷹宮「自分たちが信じている世界じゃない、とわかるには絵的に良かったと思うが、そういうオチなら世界に直径30キロで端がなくてもいいし、セクタ間移動は時間移動でよかったんじゃないか」

比治山「おそらく、沖野が仮想世界の元ネタをVRゲームから持ってきたからだろう。だからあの世界にはVRゲーム的なお約束が多数含まれてしまったのだ」

南「セクタ0〜5までの構成とか、すごく凝っていたから、私たちを一回納得させてそれ以上考えないようにするなため、だったのかなあ」

如月「そのせいで、森村(大)先生とかは、当時把握していた世界観の前提でイージス作戦とか考えていたわけだよね」

 

東雲先輩について

 

十郎「では次の議題ですが。『東雲先輩は悪人かどうか』です」

鷹宮「悪人というか、ゴートも含めてだが、なんであの状態の東雲先輩に武器もって街中をウロつかせていたんだ。そんなの問題があるに決まってるだろうが。キチ(ピー)に刃(ピー)・・・なんだ今の」

十郎「1980年代の人間以外には不穏当な発言がありましたので、収録禁止音声としました」鷹宮「あたしがタバコ吸えなかったのもこのせいか」

関ヶ原「しかし、諒子さんはあれで、曖昧でないときは優れたエージェントだったじゃないか。結構銃撃つと当たるし」

如月「曖昧な時が多すぎると思うんだよなあ」

ゴート「一見まともに見える時があるから、却って問題が悪化したところはあると思うのだがね」

 

十郎「もう一つ、『東雲先輩は、いつ曖昧な状態から復帰したのか』」

東雲「曖昧?」

鷹宮「そうだ、あんた、機兵に乗る前はかなりヨボヨボだったのに、戦いの途中からだいぶまともになってないか?」

ゴート「私にも最初は「戦闘に関係のあることだけ喋ってるんだな」と思っていたが、明らかに機兵に乗る前よりも乗ってからの方がしっかりしているように見える」

東雲「そうかしら?」

三浦「前回の戦いから、機兵の脳へのダメージが改善されたことで、逆に機兵側に蓄積されていた人格データなどが逆流してくるようなことがあったのでは?」

沖野「他のみんなも機兵に乗ってる初期は、明らかに知っていることを知らないかのような発言をしていたのに、だんだんと記憶が追いついてくるように発言内容が変わっていっている。先入観と異なり、実は機兵に乗っている状態は脳にいいのでは?」

如月「ちょっと記憶力に対する効果を実験してみようよ」

緒方「俺はやだぞ、あれ、めちゃくちゃ頭痛くなるし、ダメージの方が大きいと思うぞ」

 

沖野「少し思ったんだけど、そもそも脳にダメージがあって記憶が剥離する、というのは現実的な問題なんだろうか、それとも仮想現実内の問題なんだろうか」

南「ああー、そもそも記憶剥離自体が仮想現実内の出来事なら、機兵に乗ってるときには関係ないんじゃないか?ってこと?」

ゴート「確かにあり得る話ではあるが、和泉十郎、今の鞍部十郎の場合の説明が付かない。それなら、十郎は機兵に乗った時には和泉の人格に戻るはずだ」

 

(続く!)