13機兵終了一週間後メモ

moons.hatenablog.com

前回に続き、ネタバレがあります。本編クリアしてない方は読まないでください。

自分でプレイしていて、物事が起きた順番とその因果関係がよくわからなかったところをイベント見返しながら解釈しつつ描いたものです(多分間違ってるところがたくさんあるはずです)

よろしくお願いします。

 

時系列

十郎「今日は時系列をまとめてみよう」

如月「わたしたちが当事者のはずなのに、なんだか何がどういう順序で起きたのか、よくわかんないんだよねえ」

 

十六年間掛かる理由

ゴート「2188年のことは置いておいて、今回の一連の自体の発端は、二周前の世界が終わった時に始まる」

関ヶ原「前提として、この世界は定期的に初期化されている。ダイモスが全てのセクタを破壊しつくし、すべての人間がセクタ0に戻ったとき、世界は初期化される」

如月「まず、その辺、どうも腑に落ちないんだけど」

冬坂「どうしたの、ウサミちゃん」

如月「世界が初期化されるのは、たぶん、その時間に私たちのクローン自体を作り直すんだと思うんだよ。だから時間が結構かかるんだろうけど」

如月「まあ、クローンをどうやって作ってるのか、私たちの意識がどの状態から出来てるのかは置いて置いて」

鷹宮「(饅頭を頬張りながら)まあ、おたまじゃくしみたいなやつから意識が続いてるのも嫌だしな」

南「(煎餅を頬張りながら)正味、今の体が生成されて、そこからは周回が違っていても体は同じで意識が入れ替わってるだけ、なのかもしれないけどね」

薬師寺「(十郎にお茶を注ぎながら)トミとしては、何が疑問なの?」

如月「あのさ、クローンを同時に育成し始めたんだとしたら、なんでゴート先輩とか、東雲先輩は歳上なワケ?」

東雲「(饅頭を頬張りながら)歳上なりの魅力、みたいなものじゃないかしら」

如月「同時にクローンを作ってるんだったら、全員同じ歳なのではないの?なんで15人の間に年齢差があるの。三浦くんなんて、歳下なんだよ」

ゴート「その点について、仮説がある」

ゴート「基本的にオリジナルの森村女史から縁の遠いものについて、おそらく彼女は信用してなかったんだろうな、森村女史から縁が遠いもの、遠ざけたいものについては、設定上遠くに配置したのだろう」

閑話休題:機兵と現実

如月「あと、機兵のコクピットと、クローンとしての培養ブースは実のところ違うものだと思うんだよね」

東雲「そんなものかしら?」

如月「そもそも、先輩、コクピットでもなんか包帯巻いてましたけど、別にそれ生まれつきついてる包帯じゃないですよね」

東雲「まあ、包帯は生まれつき人間についてこないわね。トミちゃんのメガネだって、最初からあったわけじゃいでしょ」

如月「まあ、なんか騎兵のコクピット=現実、みたいな話もあったけども、最後の方で恵が十郎といちゃついてたときに初対面みたいに会話してたように、騎兵のコクピットで見えている姿は現実の姿じゃなくて、あの世界の一部なんだよね。たぶん」

 

時系列1:二周前

冬坂「まず、最初の森村、和泉、沖野が地下のUFOを見つけて、時間が来てダイモスが襲来して世界が滅ぶのが最初のループだよね」

十郎「このとき、最初の沖野司はここで終わり、和泉十郎と森村千尋がセクタ0に転移した。この後でわかったんだろうけど、セクタ0に記録されているデータをもとに、次の周回が始まるから、二人は16年生きた状態で世界が始まった時点に出現したんだ」

冬坂「ここで16年戻ってるみたいに見えるから、時間移動できるものだ、って勘違いしちゃってたところあるよね」

ゴート「実際には、橋の上に二人が出現したときに、世界が始まったんだ」

時系列2:一周前 

十郎「この後、森村と和泉は十六年間に渡って未来の宇宙計画を調査して、どちらかというとテロ活動的なことをやっていた。その結果として、和泉は囚人番号426として捕らえられている最中にダイモスの襲来を受け、森村は逃げ延びて他のセクタ、おそらくセクタ3へ移動して、井田鉄朗を助けたりしていた」

三浦「このとき、三浦慶太郎は人間の姿でいるな?」

網口「まあ、ちょっと後で話そうと思うんで少し待ってくれ。井田と森村は足のついた戦車でダイモスと闘うが、敗れてしまい、井田はセクタ0に転移して次の周回に行くことになる」

ゴート「この周回で、和泉は適合者がダイモスを呼ぶのだから、適合者を全滅させればダイモスはこないだろう、という前提で井田たちに襲いかかる。井田と和泉一郎の相性が悪いのはこの時に始まる。このとき撃たれたのは薬師寺と冬坂だった。そして和泉は森村に撃たれてしまう。その後の流れからすると、それでも和泉十郎は生きていたのだろう。個別に自分をセクタ0へ転送している」

時系列3:今回の周回での過去 

網口「井田はセクタ0から16年前に転移する。そして、二周目のスタート状態の森村と出会う。三周目の最初に森村が「和泉が来てない」と言っているように、森村は二周前の終わり時点の記憶を受け継いでいる」

冬坂「二周前の森村先生は井田を助けて死んだはずなのに、どうして森村先生にUFOの記憶があるのか不思議だって思ったけど、そういうふうに継続してるなら納得はできるかな」

ゴート「これが我々の知る森村先生になるわけだが、井田はそこから8年をかけてドロイドを作る技術を身に着ける。前回の反省を生かした機兵も、この間に作られているということだろう」

鷹宮「でも、なんで世界が終わったのに和泉は戻ってこなかったんだ?」

網口「和泉は二周目が終わった時点の自分をセクタ0に転送させていた。だから16年前に戻っても同じところには出現しなかった」

網口「さて、井田は、二周目の最終戦のときから、三周目の世界に移動するときに、一緒に来たはずの4人が来ていないため、和泉が消したものだと思い込んでいた。その対象が、如月、織部玉緒、おそらく三浦と・・・後一人の誰かだ」

鷹宮「誰かって誰だ」

網口「ちょっとわからない。たぶん、ゴート先輩か東雲先輩だと思う」

ゴート「ともあれ、井田は失った仲間たちをセクタ0にあった壊れたデータから再生しはじめた。こうしてドロイドの如月、玉緒さん、三浦が生まれた」

冬坂「森村先生は、緒方くんに命令者のコードを設定したりしてたわけだよね」

十郎「でも、井田のミスで、和泉十郎はドロイド如月の体を奪って逃走してしまう」

時系列4:今回の周回の前日譚部分

ゴート「さて、こうして、ダイモスの襲来時期が来てしまった。セクタ1は破壊され、森村、井田は私や沖野、今回の和泉十郎、東雲君、関ヶ原君を集めて、機兵で迎撃する作戦を開始した。このとき、機械になっていた前の周回の三浦、如月も機兵に乗せられていた。2060年のセクタ2での話だ」

関ヶ原「しかし、このときすでに井田は『次の周回に行って最初から始める』方に心を奪われていた。機兵計画、イージス作戦ともに失敗させたかったんだ。だから、DD426というコードをばら撒いて、機兵を暴走させた」

冬坂「森村先生にとっては想定してなかった出来事だったから、森村先生は全ての機兵を緊急転移させたけども、あまりに突然だったから飛んで行った先はバラバラになってしまった」

薬師寺「こうしてセクタ3に十郎は飛んできたけど、DD426の後遺症は残っていて、長時間機兵にのって戦える状態ではなかった」

網口「井田はこのとき死んだふりをして、セクタ3、セクタ4に移って暗躍を始めるけども、結局東雲先輩の前に姿を表したりしちゃってるんだよな」

鷹宮「どうも、井田はやはり女にだらしない面があるようだな」

関ヶ原「井田はDD426の後遺症を持つ人間たちに、これは囚人426、要するに和泉十郎のせいなのだ、と刷り込んで利用しようとし、森村は適合者たちの治療を始めるために学校の養護教員として学校に入り込んだ」

ゴート「ここからは当事者の方が多いが、セクタ3の防衛も失敗し、和泉十郎は失われ、薬師寺と如月はセクタ4に転校してもらう形になった。ただ、森村先生のイージス作戦はセクタ3の戦いで発動できることが確認できた」

東雲「DD426の効果をなくすことは結局この段階ではできなかったし、私がそのためのパスワードを思い出すこともできなかったから、森村先生は機兵で闘うことは諦めていたのね」

時系列5:今回の周回の前半

ゴート「ここから先の時系列は複雑だ。比治山と私、東雲君の時間軸はいったん脇へ置くことにする」

比治山「なんで俺の話は聞いてくれんのだ」

ゴート「あまり他の人間と関係してないからだ。セクタ5は、それほど他のセクタと絡んでいないので、気を悪くしないでもらいたい」

十郎「まず、森村先生は僕に和泉十郎の、冬坂さんに森村先生自身の、網口君に井田の記憶をインプリンティングしようとしていた」

ゴート「この頃は、まだ森村先生がなぜ適合者でなくなったのか理解できていなかった。だから自分自身が適合者として闘うために、記憶の移植を試みようとしていたんだと思う」

東雲「でも、優秀なエージェントだった私が、瑛君を2025年で見つけて、颯爽と捉えようとしたところはあるわね」

関ヶ原「だからそこで俺は426とは関係ない、っていう本当のことを言ったまでだ」

如月「そこに、私と緒方が転移してきて、2025年からの脱出になったわけ」

沖野「で、帰ってきた後に、君たちはもう一度2025年に行こうとするのだけど、その話題のあったところで、僕と比治山君が緒方君を捕らえて、命令者のコードを調べようとしたんだ。ところが、この時にはもう命令者のコードはなくなっていた」

南「一方、そのころ、如月ドロイドにはいった和泉十郎はわたしを襲って、命令者を切り替えようとしていたんだよね。途中で玉緒ドロイドへ乗り換えるわけだけど」

鷹宮「どうしてなっちゃんを狙ったんだ?」

ゴート「おそらくだが、消去法ではないかと思う。和泉十郎としては、緒方でなく、森村や井田、沖野の目が届いていない適合者をターゲットにしたかったんだろう。そうなると、対象は南ぐらいしかいない」

東雲「ゴート先輩、私は森村先生の一味、鷹宮さん、瑛くんは井田先生の一味、鞍部、薬師寺、如月、網口は森村先生の目が届いている、比治山さんは沖野君の手下、となると、残っているのは南さんか三浦君、となるのね」

十郎「和泉十郎はダイモスに準備が整った時点で襲来させたかった。だから、自分独自に命令者を管理しておきたかったんだろう」

鷹宮「ところが、そのなっちゃんが、東雲先輩によってセクタ3に置き去りになるイレギュラーが起きた」

十郎「和泉十郎は焦ったんだろうな。だから、黒服のメンバとして行動に自由のある鷹宮さんにくっついて、南さんを探そうとした」

鷹宮「だが、その前にわたしに気づかれて、玉緒ドロイドは破壊されてしまう」

十郎「そこをたまたま通りかかった僕に憑依して、和泉十郎は生きながらえることになる」

薬師寺「和泉十郎はDD426を無効にする「魔法の弾丸」を作っていた。これを適合者に配りたかったんだろうけど、十郎の幻みたいな存在では実行できないから、誰か手を動かす人間が必要だった。それが私だったわけだけど」

時系列6:今回の周回の中盤

網口「ところが、薬師寺ちゃんが適合者に総当たりした結果、俺が機兵を呼び出して、因幡接触する事件が起きてしまう」

東雲「これは井田先生にとっては誤算でした、このせいで井田先生は自分の機兵にアクセスできなくなってしまったのね」

網口「因幡は2060年の戦いのときに現実世界の軌道衛星に転移したAIになっていたから、まあ、先のこともいろいろ知ってたわけだが、井田の次の周回でどうにかしよう、という案は実現不可能だとわかっていたわけだ」

ゴート「因幡はそれを井田に伝えようとするが、拒絶されてしまう。井田は鷹宮君をさらったり、因幡へのアクセスを閉ざしたりして、この周回での反抗計画を潰そうとしていたが、結局」

東雲「私が撃って、すべてを終わらせたわけね」

関ヶ原「まあ、それでもまだちょっと残っていたわけだが」

三浦「このあたりで、ゴートが千尋を奪って行ったのだったな」

ゴート「人聞きが悪い。。森村先生は最初自分たちの記憶を今回の適合者に植え付けることを計画していたが、結局のところ、自分はユニバーサルコントロールによって作られた幻で、適合者自身ではないということに気づいてしまう。このため、記憶を入れ替えるのは諦め、さらにDD426の解除方法を知っている井田は死に、東雲君もそのパスワードを覚えていない、ということで、機兵で闘うことも諦め、イージス計画に方針を絞ることになったのだが」

ゴート「私としては、あまりに不確実な対応のように思えた。だから、もう一人の、この周回での森村千尋を迎えにいったのだ」

冬坂「でも、その森村千尋により、森村先生は撃たれてしまう」

ゴート「うむ。とても困ったことになったが、イージス作戦の方向性は再び機兵を使った作戦に再設定されることになった」

十郎「ここ、よくわからなかったんだけど、和泉十郎はDD426の解除を恵にやらせていっていたけど、それって森村千尋はいつ、その機兵がちゃんと使える状態になっていることを知ったんだろう」

ゴート「次回への宿題とさせて欲しい」

時系列7:今回の周回の後半

関ヶ原「あとは、俺が乏しい記憶をもとにジタバタしたぐらいだろう。概ね、お前たちの話が終わったあとのことだ」

 

 

 

 

 

つづく。