クロノス・ジョウンターの伝説

クロノス・ジョウンターの伝説 (ソノラマ文庫)

クロノス・ジョウンターの伝説 (ソノラマ文庫)

雲の向こう、約束の場所」と同時期に読んでいた。
あの映画にそんなに感動しなかったのは、こっちの方が面白かったからかな。


一瞬、悲恋ものの連続なのかと思ったが、読み終えてほっとする話の連続だったのが意外だった。
北村薫の時間をテーマにした小説「スキップ」や「リセット」のように、時間は乗り越えられないのかと思ったが、クロノス・ジョウンターはそれすら乗り越えてしまう。


でも、過去への射出機械が動いているのに、今後半世紀くらいは世の中あんまり変わらないんですね。
そりゃそうか、という気もしないではありませんが。