ディアスポラ

ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)

ディアスポラ (ハヤカワ文庫 SF)


西暦2996年、地球は中性子星衝突によるガンマ線のうねりに飲み込まれ、大きな被害に見舞われました。
世界中の人たちが協力して立ち向かいました・・・・・・昔の私、ありがとう。
地球は(たぶん)元気です。
私もなんとか元気です、今は西暦4953年・・・・・・
そして、私たちは来たんです。そうディアスポラに。
ここから私たちの道のりは、多次元宇宙の道のりは始まろうとしています。


以上「ディアスポラ」のあらすじでした。三分の一くらい嘘です。
でも、読んでて「おお、ファーストウェーブだ」と思ったのは本当です。
星への道のりなのも本当です。


今年はイーガン「万物理論」に始まって、「ディアスポラ」に終わった一年。
だったような気がする。


結局、文系で軟弱な自分には半分くらいしか楽しめてないのかなー。
結構面白かったけどなー。


超大なスケールに関しては、バクスターを軽々と超えているわけですが、
やっぱり無駄が多くてもオールドタイマートランスミューターには、
巨大構造物を残してほしかった。
バクスターのSFみたいに、人間の体を捨てて情報だけの存在になって宇宙を伝播しても仕方ないやん。
たとえ5ミクロン四方でもタンパク質のまま宇宙に広がりたい。と思う。