イリヤの空、UFOの夏〈その1〉


田中哲弥じゃないか。こんな所で何をやっていたんだ。
と、半分以上マジでそう思った。*1
この地の文は田中哲弥が偽名で書いてると言われても信じそうだ。


名前は知ってるんだけど、読んだことないラノベ消化月刊か。
前半分くらい読んだところだが、地の文が田中哲弥だけあって面白い。


まあ、良く読めば、田中哲弥がもつ「かるみ」「しをり」がない気もする。
と適当な事を書く。
要するに意識の流れを追って書くような地の文に若干渋みが足りない。
また、自然に書いてる田中と違って意図的に書いているようで、たまにとぎれる。


……地の文以外に注目する所が未だに見つからないな。
笹本裕一な青春時代を送ったせいで、「宇宙船といえば裏山だろう」がツボだったくらいか。

*1:実際には年齢が一回り違うみたいだ。田中は63年生まれ、秋山は72年生まれ