舞-乙HiME 1〜5

なぜ「おとぼく」。

舞-HiMEに続き、アニメは全く見てないのにメディアミックス漫画だけ読んだ。が、それでも、それなりに続編として楽しめたのはすごいなー。後半の展開にちゃんと燃えることができた。
絵描きが違うのに、似たようなセンスを感じたのは脚本家が同じだからだろうな。この、原作からかけ離れたものにしようという努力がどこかしら、煮え切らない感じが。あの突き抜けたスクライドの漫画版を見習ってほしい気分と、止めて欲しい気分が相反する。まあ、スクライドもアニメは見てないわけだが。
20日に訂正。漫画家は同じで脚本は違う人らしい。絵柄は違う気がしていたのに、俺の目は節穴か。

いじめられっ子で記憶喪失で孤児の男の子が、お姫様にそっくりの容貌であったが故に、死んだ姫様の身代わりとして乙HiME養成学校に転入することになるわけだ。そこで出会った少女たちにご主人様ご主人様となつかれるわけだ。サディストなお姫様の婚約者にも惚れられるわけだ。そこで自分の正体を知る学園長だったり、女の子同士の愛憎入り混じった人間関係であったするわけだ。それは針のむしろであったりするのであったわけだ。という話。だった。少なくとも前半は。

後半の泥縄を結ったような設定変更の連鎖は、漫画版「舞-HiME」と同じで非常になんか、ほっとした。それならそれで、悪党側にはもっとてっとばやい手があったと思うんだ。

総じて、漫画版「舞-HiME」より面白い!ような気がしたのは、「舞-HiME」からあわせて10冊分のシリーズの力と、なつきよりニナの方が好みだったからだろうな。たぶん。