アイ・アム・レジェンド

アイ・アム・レジェンド [Blu-ray]

アイ・アム・レジェンド [Blu-ray]

ゾンビ映画なら最初からそういえ。

100分。なんか、ところどころ良い場面もあったのに、全体としては「なんだこれ?」という感想が残る映画でした。これ、映画館に見にいったらさんざん文句いっただろうな。木曜洋画劇場系。

2012年。遺伝子関係の奇病が発生して、人類の95%が死滅した近未来。しかも、生き残った人類のうちのほとんどは、夜間に活動する知性をなくしたどう猛な怪物となっていて、生き残った人類に襲いかかってくるのだった。そんな背景でもって、ただ一人ニューヨークに残った博士(ウィルスミス)が主人公。

前半、人間がいなくなって、草の生い茂り、野生動物が住む、廃墟と化したニューヨークで、たった一人残った男が、犬と一緒に生活している場面はすごくいいのだ。「廃墟になった大都会」を舞台にした漫画やアニメはよくあるけど、ハリウッド映画だけあってお金がかかっていて、私のような廃墟好きの人間には堪りませんでした。

んだが、後半の展開はかなり意味不明。さらに付属のコミック版(止め絵が動いて台詞がついてる、という日本式のアニメにフキダシがついてるようなブツ)も全部見たのだが、これがさらに微妙な出来でした。あー、アニメで「血が赤い」のってすごい久しぶりに観たなあ、やっぱり血は赤でないと、とか、そんな感想が残るコミック版でした。