瀬戸の花嫁 7

瀬戸の花嫁 七 [DVD]

瀬戸の花嫁 七 [DVD]

流し見するつもりだったのに見入ってしまった。反省した。このアニメ化シリーズ、前半は「あー、ちょっとキャラ立てを頑張ったぐらいで、漫画をなぞった優等生的なアニメ化だなあ」と、ずっとBGM代わりに流し見していたのですが、DVDの5本目、12話あたりからキャラ描写や話の内容まで踏み込んで大胆にアレンジし始めたせいか、絵がぐりぐりと嘘みたいに動くようになったせいか、急激に面白くなった。原作漫画も確かに途中から一皮むけたように面白くなるのだが、アニメ版も2クール目になって何かを突破したような、そんな感じ。
2クール目で出てくる不知火明乃がいいキャラクターなんだよなあ。「瀬戸の花嫁」って、両家の家族(人魚極道と埼玉一般家庭)の話と学園編のバランスの上に成り立っているのだけども、明乃が出てくるまでは永澄の家に同居しているルナを含めた両家の家族が占める割合が大きくて、学校って「人魚の極道一家に永澄が振り回される」話の舞台として添え物みたいな感じ(極道一家がほぼ学校乗っ取っているから、家族がケンカする舞台が単に学校なだけで、モブとして登場する生徒ばっかり)なのだけど、明乃と、この後でてくるサータン、委員長と、両家と直接関係ないキャラクターの加入で学園編の割合が大きくなって、多少誰かが暴走しても学園ものという世界観が揺らがなくなるので、安心してキャラクターが暴走できるようになってくるのだと思った。アニメ2クール目で、巡とか三河の内面とか(漫画でもほとんど描かれないのに!)しっかり描写されてるのも、学園ものとしては重要なのだと思う。
あと、微妙に主演の桃井はるこの声に慣れてきたのが大きいような気がする。今後ゆったり見るので、シナリオ作成のBGMにしないことにします。

というか、シナリオ書きためられる人ってすごいなあ。私だったら、お蔵入りの山だなあ。少しづつでも人の評価が無かったら絶対書き進められないもんなあ。というわけで、次を、がんばるのだ、俺よ。