人類は衰退しました

人類は衰退しました (ガガガ文庫)

人類は衰退しました (ガガガ文庫)

ぐんまけん。久々にライトノベルを読んだ。最近、テキトーな新書ばっかり読んでいたので、懐かしい感じがする。「ヨコハマ買い出し紀行」みたいな世界観で、パースエイダー(銃火器。ここでは拳銃)持って、モトラド(エンジンを積んだ二輪車。空を飛ばないものだけを言う)に乗った女の子が一面の荒野を旅する話かなあ。と冒頭2頁目ぐらいまで思っていたら、単に地球上に増えまくったどせいさんと交流する話だったので、いい感じに脱力した。ぽえーん。
二冊目まで手元にあるので、つづきも読もうと思う。

この『このぐらいなら俺でも書けるかも知れない』と読者に思わせるような作品が、ラノベの主力として重要ならしい。と、こないだはてブに書いてあった。

いや、もちろん本作に登場する物体は「どせいさん」ではないんだが、高度な科学力を持っているくせに個々人の名前がなく、ぱおーん、とかぽえーんとか、ぐんまけん。と妙な単語を口走る生きものといえば「どせいさん」じゃないか。いしいひさいちの『地底人』かもしれないけど。