天地人

上杉家の米沢への引っ越しということで、父高嶋政伸と息子加藤清史郎で一話。このドラマにでている俳優が松方弘樹だけじゃなかったことを思い出した。あっさりと全員で米沢に引っ越してきたあとで、生活の困窮、ついてきた家臣団から「夢や希望で腹がふくれますか」と文句をたれられるのは、非常に良かった。一見あまりに先がみえない家臣だなあ、と思えなくもないが、自分に置き換えてみると、確かに普通の人は雰囲気に流されてついてくるだろうけども、現実に直面したら責任者に文句の一つもいいたくなるのは仕方がない。という気もしないでもない。大河ドラマによる観光客を期待しているであろう米沢の人はこんな田舎に描かれていいのかなあ。ひたすら理想化されてた越後と比べるとこの表現はなんだ。高嶋政伸って、いまは四十代前半で、大河ドラマ「秀吉」で羽柴秀長をやったときには三十歳ぐらいだったんだよなあ。そりゃあ、俺も歳をとるはずだなあ。