しゃにむにGO 16〜30
- 作者: 羅川真里茂
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 2008/10/17
- メディア: コミック
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今日、三時間ほどかけて8冊読んだ。いま、読み終えたとこ。高二のIH序盤から高校三年IH決勝直前まで。
面白いよう。たまんないなあ。あと二冊残っているのが楽しみだ。
以下ネタバレ分多し。
あー、県大会前に滝田の落ち込みに対応できずにオタオタしたりして、池田先生もまた「進化途上にある」教育者であって、けっして万全な人ではないのね。とか。滝田父の結婚生活とか十年越しの表現力のなさとか。白黒コンビや魔子ちゃんの出番はこれで終わりなのかなあ。確かにどっちも話として完結しちゃったような気がするし、脇役だけどさ。脇役といえば、記者男女の話はこれで終わりなんだろうなあ。
駿は落ち込んでいく一方なのかと思ったら、そうでもなかったのが良かったな。高二のIHなどなど、あんだけ強さを書き続けていたからこそ、良いライバルとして読めたんだろうな。静は準決勝の四人を作るために投入されたキャラクターなのかなあ、なんか他のキャラクターの要素(天才性、母による虐待、本人のコンプレックス、兄への依存)をかき集めたようなキャラクターだなあ、と思っていたけど、最終的にはキャラができあがってよかった。
ライバルペアを失ってからダブルスの位置づけが完全に添え物になっちゃってんのと、尚田さんの落ち込みから精神的復活に向けての流れが「あー、やっぱり」みたいな感じだったのが、ちょっと残念。テニスの試合の流れは、何度となく予想を覆されて、手に汗を握るんだけどなあ。でも、あの流れ以外にはやりようはないかなあ。ただ、あの一連の流れのなかで氷河くんが果たした役割はけっこうよかったな。