レインボーズ・エンド

レインボーズ・エンド上 (創元SF文庫)

レインボーズ・エンド上 (創元SF文庫)

あれだ。現在のインターネットを基準にした未来小説。
マッシュアップだの人物に付けられたグーグル情報タグだの、たぶん、すごい勢いで風化すると思う。10年後に読んだら面白くないんじゃないかと妄想。「常に検索しながら会話するから会話がとぎれない」とか、やってることは攻殻機動隊と同じなのにそこに「グーグル」という固有名詞が挟まるのがリアルな感じでもあり、また刹那的でもある。

ウサギが人工知能で世界中の諜報機関がどーのこーの、それを一族郎党でどうにかする、というサマーウォーズっぽい話なのかな、と思ったらそうでもなかったというはなし。