交響詩篇エウレカセブン 1〜4
交響詩篇エウレカセブン (4) (カドカワコミックスAエース)
- 作者: 片岡人生,近藤一馬,BONES
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/05/24
- メディア: コミック
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アニメは見てないが漫画で読もうシリーズ。
SRCのアイコンコーナーにいっぱいアイコンがあるので、名前は知ってるシリーズだったんだけど、ああ、これは確かに面白い。これは、アニメ見たくなるなあ。いや、見ると時間が取られるからたぶん見ないだろうけど。
いや、アニメオリジナルといいつつ、なんか設定が「なるたる」だったり、「トライガンのプラントと人間」だったり、「ガンダムXのガロードとティファ」だったり、「キングゲイナーのゲインとアスハムとシンシア=レーン」だったり、「イリヤの空の注射器と伊里野」だったり、「ブリーチの藍染惣右介」だったり、なんかどっかで見たようなエピソードの集合体だと思うけどさ。かつ、かなり端折って展開されてるんだろうなあ、と思うモノの、レントンとエウレカの等身大の話が地に足を着いた展開をするのが、よいと思う。
たとえば、二巻目の、自分の過去についてのエウレカの話に対して、レントンがまったくうまいことを言えないのが良い。少し前に読んだアニメのコミカライズ「リーンの翼」は、すごくよくできていたと思うんだけれど、あの作品の主人公が言う言葉は、あまりにも優等生すぎ、決断力にあふれすぎていて、作中で指摘されているように、確かにひどく胡散臭かった。それに対して、おそらく面々とつづくアニメから、一シーンずつ切り抜いてような、各キャラクターの描写なのに、それが生きていてよい感じ。
あと二冊で終わりなので、たぶんかなり妙な終わり方をするんだろうが、まあ、ここまでは佳作。