交響詩篇エウレカセブン 1〜4

交響詩篇エウレカセブン (4) (カドカワコミックスAエース)

交響詩篇エウレカセブン (4) (カドカワコミックスAエース)

アニメは見てないが漫画で読もうシリーズ。

SRCのアイコンコーナーにいっぱいアイコンがあるので、名前は知ってるシリーズだったんだけど、ああ、これは確かに面白い。これは、アニメ見たくなるなあ。いや、見ると時間が取られるからたぶん見ないだろうけど。

いや、アニメオリジナルといいつつ、なんか設定が「なるたる」だったり、「トライガンのプラントと人間」だったり、「ガンダムXガロードとティファ」だったり、「キングゲイナーのゲインとアスハムとシンシア=レーン」だったり、「イリヤの空の注射器と伊里野」だったり、「ブリーチの藍染惣右介」だったり、なんかどっかで見たようなエピソードの集合体だと思うけどさ。かつ、かなり端折って展開されてるんだろうなあ、と思うモノの、レントンエウレカの等身大の話が地に足を着いた展開をするのが、よいと思う。

たとえば、二巻目の、自分の過去についてのエウレカの話に対して、レントンがまったくうまいことを言えないのが良い。少し前に読んだアニメのコミカライズ「リーンの翼」は、すごくよくできていたと思うんだけれど、あの作品の主人公が言う言葉は、あまりにも優等生すぎ、決断力にあふれすぎていて、作中で指摘されているように、確かにひどく胡散臭かった。それに対して、おそらく面々とつづくアニメから、一シーンずつ切り抜いてような、各キャラクターの描写なのに、それが生きていてよい感じ。

あと二冊で終わりなので、たぶんかなり妙な終わり方をするんだろうが、まあ、ここまでは佳作。