2018年春アニメ1話みて

おっさんなので本数みるのは辛いです。

 

今期のダークホース。ソシャゲ原作史実競走馬擬人化けも娘百合アイドル少女成長もの、という2010年代の総決算のようなアニメ。しかも、1〜2話時点で明らかに2010年代を総括するのにふさわしい程度に成功している。今の所「面白いワルキューレ・ロマンツェ」か「21世紀に制作されたバトルアスリーテス大運動会」といった塩梅である。

声優の演技、OPやEDの雰囲気も含めて一見して「あー銀英伝を見てるんだな」って感じがするのは成功してると思う。この辺が「タイタニア」とかになかったやつだ。もともと、前の銀英伝は絵が当時からしても、さすがに省力化されすぎていたなあ、って感じがするので、このぐらいでよかったと思う。

  • あまんちゅ

甘い。めっさ甘い。なんだろう。原作漫画だとここまで甘くないのに、アニメになるとARIAにしてもそうだけど、こんな甘くなるのはなんでだろう。原作漫画だと割と頭身が高くてクールな感じなので、ポエムも「大人の女性が内省してる」感じがあるからだろうか。それが情感たっぷりに演じられると、ものすごく甘く感じるんだ。とりあえず、1話は原作で好きだった、てこの「ばっちーん」っていうアイコンタクトが省略されてたのが残念。

  • P5A

だいたい原作どおり。原作P5の不満点(夏休み以降があまり面白くない。ダンジョンが理不尽につまらない上に長い。怪盗のくせに敵を殲滅する進行。とかとか)ばかり記憶の底から蘇ってくるのでよくないP4Gと同じ空気を感じる。P3ぐらいの長さならなんか見られるけど、こんだけ長いと辛そう。できれば大胆不敵に変えて見てほしいけどなあ。

初めてPSOをやった時を思い出すような感じのオンラインゲームもの。ビルドトライのときの「ビルドファイターズの受けたポイントってこの辺で、それを再構成すればいけるよね」みたいな感じで制作されていつつも、でもそれ絶対違ってますから!っていう空回りっぷりが本当に辛かったのですが、今回はその辺抑えたトーンになってますわな。アクエリオンEVOLに対するアクエリオンロゴスにならないことを祈る。

漫画読んでないけど面白いやん!(原作知らないことが作品への注意を喚起しているパターン)若干一話のなかでも話の展開がもたもたしていて、同じことをなんどもいってる気がしたけど、まあ主要キャラクターたちのポリシーとか詳しく説明しなきゃいけないところだし、そういうもんだよね。

  • ハグプリ

「今回は女の子が、仕事に、子育てに輝く、ということを子供に伝えるプリキュアなんだ」

「なるほど、つまり子供は、何が人生の輝きなのか知らない、っていう話なんですね?」

みたいな変換があったようにしか思えないプリキュア。主人公の島村卯月病が今後どのように解決されるのかそしてそのあと一年のシリーズがどう整理されるのか、というあたりが楽しみである。

なんなの、CCさくらはOP/EDにマクロス関係者を連れてこないといけない、みたいな縛りがあるの。というか、いつものCLAMPアニメの2クール目ですが、まあ、いくつになってもいつものCLAMPアニメが見られるのはいいことなんですかね。。。

最近若干マンネリ気味で、最初は「子供に戦わせるのはおかしい」みたいなことを言っていた大人たちも含め「なんか強そうな敵でてきたけど、結局グランクロスしたら倒せるだろ」みたいな軽いトーンになってきたのをもう一度緊張感ある感じに戻して来たのはよかった。