web拍手レス
>エラーが出たのでご報告をば。
>破.eve:324行目
>「没キャラ」というパイロットが見つかりません
>323: end
>324: launch 没キャラ 12 18
>325: launch 更衣小夜 10 18
ご報告ありがとうございます。
「序」から始めて再確認してみたのですが、こちらで再現しなかったので、
おそらく「序」をクリアせずに「破」から始めていないでしょうか?
その場合は確かにここでエラーが発生します。
すみませんが、「序」のクリアデータ→「破」の順番でプレイください。
よろしくお願いします。
イベントファイルの配置として「ゲームスタート」などを用意すれば良かったかな?
アベンジャーズ【ねたバレ】感想
「というわけで、アベンジャーズです」
「……前、おおかみこどもって言ってなかった?」
「人の感想がたくさんあるのをちら見していたら、次第に気力が下がってきたのです」
「そんなのひどいじゃん。ちゃんと気になるなら見に行こうよ!」
「まあ、そのうち、関内の小劇場でやったら見に行くということで」
「で、アベンジャーズどうなの。なんか、すごく不満ばっかり言ってるじゃん」
「そうですね…… この映画を絶賛している人は、おそらく【スーパーロボット大戦】をまったくやったことがないか【スーパーロボット大戦】が大好きな人です!」
「……あんた、嫌いだよね、昔からスパロボ」
「はい!」
「まあ、どっちかというと、昔のスパロボが嫌いなんだよね。Zとか結構楽しんでたじゃん」
「で、アベンジャーズは昔のスパロボ臭が前回の映画なんです。具体的にいうと『第四次スーパーロボット大戦』です」
「……ああ?」
「味方についての説明はおそろしく少なく、みんなが全部の映画を見ている前提で話を進め、『ダイモス』なんて知らない!と思っても強引にダイモスメインで話が進み、おそろしくカリスマ性のないボスと量産型のわりには強いけどもキャラクターが弱いゲストメカの群れをヒーロー軍団がゲシゲシと割とあっけなく殴って砕く、それが『第四次スーパーロボット大戦』です」
「『マイティソー』と『ダイモス』を同列に語るのはどうよ」
「『ソー』は映画のなかでは比較的扱いが小さいのに、エピソード的にはメインなので難しいのです」
「あー。『キャプテンアメリカ』はこの映画の正統派主人公で戦隊ものでいうとレッド。『ハルク』と『アイアンマン』は、ニヒルなグリーンとブルー。この三人は『第二次大戦期のヒーローでナチス的な敵をけちらした無敵兵士』、『科学実験で生まれた怪力ジキルハイドもの』、『軍需産業の御曹司が心臓の治療と一緒にアークリアクターを胸に埋め込み、その体を機械のからだアイアンマンとして纏い、自分の売って来た兵器が他人の不幸に結びつかないために戦うんだけど、どこか三枚目で憎めない役柄』みたいな、って!アイアンマンの説明だけ長いよ!」
「このあたりが『アイアンマン』だけは映画をみておいた方がいいと思うゆえんです。『ソー』は『あー、トールね、はいはい。トールハンマートールハンマーで、こっちがロキで、あのへんにいるのがオーディンね』程度の認識があれば把握できるのですが、アイアンマンはトリックスターで扱いが大きいわりに設定が複雑なので」
「バットマンだと思えばいいんじゃないの」
「そういうと他人に起こられます」
「あるいは、『ウォッチメン』のオシマンディアス」
「それは悪役です」
「全体的に、むしろ『ウォッチメン』を連想する映画だったねー」
「私はあっちのほうが好きですけど、露悪的で。中盤での喧嘩には胸がときめきました」
「なんど思っても、ロールシャッハはよみがえってこないよ」
「ううう……」
「あとの二人は?」
「あれは、第四次大戦の二人みたいなもんです」
「終盤のバトルはすごかったじゃん。3Dでみるとすごいよ!本当」
「ええ、『ダークナイトライジング』の終盤でしょぼくバットマンが殴り合っていたのがなんだったのか、と思うぐらいの立体機動でした」
「このいきおいで『進撃の巨人』も映画化・・・・・・」
「それは無理です」
「でも、なんか『マクロスF劇場版』みたいなミサイルの飛び方というか、戦闘の入り混じり方というか」
「そうですねー。アニメっぽかったですね。でも確かに見ていて気持ちいいんですけど、何かが足りない感じはしましたね」
「バットマンが混じってたら、三秒ぐらいで死にそうな感じがよかったね」
「あー。戦闘の舞台がニューヨークなんて、ああ、なんかアイアンマンが飛んでるあたりをバットマンも、ミサイルから逃げ回ってたんだなあ。という感慨はありましたね」
「で、次回に続く、と」
「最悪でしたねー。何を出し惜しみしているのかと。ちゃんと敵をもっと大量に出して、もりあがる戦闘を演出すべきです」
「あー、今回は敵ボスが」
「あれはカリスマがなさすぎです。東方シリーズだったら3面ボスぐらいです」
「ん、あたしも中ボスなのかと思ってたら、あれで最後までひっぱったからね」
「まあ次回もあるみたいじゃん」
「次回は120分で、味方をもう一人増やして、あともっと敵を魅力的にしてほしいですね」
「むちゃばっかり」
「だいたい、エリート兵がのってるグラシドウリュの群れをアムロがファンネルで落とすのの、何が楽しいんですか。この手の大集合バトルもので見るべきものは、キントレスキーVSキュアピーチ的な力と力の拮抗している正義と悪のぶつかりあいではないでしょうか」
「いや、エリート兵好きな人もおおいよ。たぶん、「ふみこみが甘い!」とか」
世界樹4 表ボス討伐まで
あとは、極悪すぐるボスと、もっと質の悪いザコの連打なのはもう分かってるので、いつ投げるかわからないので、いまのうちに感想を。というか、まあまあ面白かったかな。前にやったのが「1」なので、てっきり辺境伯が悪いヤツなんだと思ってたよ。これからそうなるのかもしれないけど。
パーティー
- ソドこ(ソードマン+モノノフ)
ソードマン女子。田舎でキラキラと目を輝かせて冒険のなんたるかを語るタイプ。イクサビトの格好良さに憧れてモノノフになった。一見メインアタッカーのように見えるが実はそうでもない。モノノフ刀+斬剣。リンクファイター。密かにチャージ+ダブルアタック的な地味な必殺技を持つ。
- フォトみ(フォートレス+インペリアル)
地味子のフォートレス女子。たぶん、ソド子の友達。前線の防御の要。一瞬フォートレス+ナイトシーカーになったものの、戦闘開始時点で敵を呼び寄せた上で攻撃を無効にしたうえで、並大抵でない地味さになってしまったので、インペリアルをつけた。基本的に攻守に活躍しているのに、全然目立たない。
- ダンすけ(ダンサー+ナイトシーカー)
おっぱい要員のダンサー女子。ペドゲーと蔑称される世界樹でこんなおっぱいのはっきりした女子がいるとは。実際、他の女子と比べると雲泥の差。基本的にリフレッシュしたりエナジーしたりして、ヒールダンスやワイドすることもあるが、係で偶にブーストを発動する係になる。前衛で他の二人に比べて圧倒的にやわらかいものの、うまく被ダメを分散することと、分散されすぎて死ぬこと多数。
- メディか(メディック+ミスティック)
回復要員。消極的回復はダンサーに任せつつ、HPの回復と臨時復活に特化した回復系女子。陣がはってあったうえに全員のHPが最大に近いとやることがなくなる。なにげにフォトみに継いで地味。
- ルンな(ルーンマスター+スナイパー)
正統派ロリルーンマスターにして、パーティーの主力。瞬間風速ではフォトみに越されることがあっても、安定した与ダメではパーティー随一。弱点を突くことと、弱点がなくても属性強化+属性攻撃でついでにソードマン女子がつかうリンクとも絡められるので敵が単一の場合は得に強烈に打撃を与える役。
映画「けいおん!」の感想というか今さらけいおん二期感想のように見せかけたP4A感想
ツタヤでDVDを借りてきてみたけども、劇場ではみてないです。イエイ。完結に語るのはいろんな人がいろんな立ち位置からいっているので、自分の視点で語ろうとすると長くなる。まあ適度に長いです。
俺は「けいおん!」は番外編含めてすごい好きだったけど、「けいおん!!」は微妙だと思っていたし、原作漫画は読んだことねえよ!という人なので、「けいおん!!」が好きな人、ようするに二期、二期が好きな人には申し訳のない感想になってると思います。
姫子可愛いと思いますけどね。ええ。
この映画「けいおん!」って、二期「けいおん!!」の映画なのですよね。それを見始めてから深く気が付きました。おれは「けいおん!」はすごい好きだけど、二期「けいおん!!」がそんな好きじゃないんだよ。曲は二期の方がいいと思うけど。
で、「けいおん!」と「けいおん!!」で何が違うのか、というとそりゃ「ハヤテのごとく!」と「ハヤテのごとく!!」ぐらいの違いがあるわけです。
「けいおん!」って、主人公の成長と意図を描くアニメだったと思うのですわ。これは「ハヤテのごとく!」一期もそうで、登場人物にそれぞれ優先事項と意志があった。これが「ハヤテのごとく!!」二期でどうダメになったか、というと原作どおりに全員優柔不断な人間にしてしまった。そうなると、全員現状維持しかしないので、話が転がっていかないわけですわ。状況は進んで行くのに、本人たちの意志はまるで進んでいない。
「けいおん!!」二期って、始まった瞬間から主人公たちがすでに「余生モード」なのね。俺も高校三年生やったことがあるから、なんとなく分かるんですけど、高校三年生になって部活やってると「余生モード」になる人いるのね。「もういいや、ここで止まろう」というやつよ。
「何も考えずに走れよ!そんな所で止まるなよ!お前らもっと先まで走れるよ!」
と、「ちはやふる」の詩暢だったら言うかと思います。(嘘です、詩暢ちゃんはそんなこといわない)
「けいおん!!」ってそうなのよ。あれだけ、「けいおん!」でみんな成長したのに、そこで全員満足しちゃったあとの話を半年掛けてやったわけですよ。で、映画はその続きなわけです。
だからさー、日常描写はいいのですよ。でも、あとが全面的に「余生モード」なの。「わたしたちすごく幸せな関係ができたよね。それをそのまま保って、ずっと一緒にいたい」っていうだけしかないのよ、二期のこの子たち。
やっぱり映画までやるんだから、もうちょっと先を見て欲しかった。このあとどうなるのか、という補助線をひいてほしかったのです。
ということで、ダメだったという話をしてもつまらないので、全然関係ない「ペルソナ4アニメーション」劇場版について。良かった、という話をします。
おれは「P4」のテレビ版最終回ってすごくがっかりしたのさ。
それはなんでかっていうと、ゲーム版の「P4」って「テレビの中」と「テレビの外」っていう関係があって、前者は非日常/フィクションで後者は日常/ノンフィクションなわけですよ。でも、その両者っていうのは実はそんなにキッパリ別れているものではなくて、ゲーム内ではどんどんグズグズに入れ替わっていって、最終的に日常が全部非日常に飲まれ混む、というとkろでクライマックスを迎えるわけです。
これをちゃんとやるには、後半「霧に飲まれる街」「霧の中で続く日常」という話をやらなきゃいけなかったと思うのですよ、あと「テレビの中で特別捜査本部以外のコミュに助けられる」という話がはいってないと、本来いけないのです。
ところが、テレビ版のP4Aって、主人公たちが非日常のなかに入っていって、非日常的な敵を非日常的な能力でやっつけて終わる、というどこまでフィクションづくしなんだよ!という話になってしまったわけですよ。それって原作でせっかく日常と非日常の融合をやってきたのが台無しじゃないですか。
だって、これだと単に「フィクションの人物が「フィクションはよくない、現実を直視しろ」ってテレビの外側に向かって語る」っていう、すごく滑稽な表現だから。ゲーム版でそういった対立軸がかろうじて成立していたのは、日常コミュの人たちが主人公を後押しする展開があったからで、それなかったら、単にフィクション世界のつくりごとですよ。
ところがどっこい、映画版というか劇場でやってた「P4A」の最終回はすごくよかった。
何が良かったかというと、主人公が初めて思い悩むわけです。
「俺はこの非日常のなかにいることが一番楽しいんじゃないか」この三月二十日が永遠に終わらなければいいのに!
でも、そこでちゃんと主人公は立ち直って立ち上がるわけです。お別れするために。
これまで過ごした日々は楽しかったし、そこで培った絆は自分の中に残るけれども、だけど別れるわけです。別れた先で、何がどうなるのか分からない。もうこんな気持ちの通じる仲間とは会えないかもしれないけれども、それでも現実に回帰していくわけです。
これはね、逆にゲームだとそこまでちゃんとやってないので、予想していたのとは違うんだけども、ちゃんと「TVシリーズ」のときに今ひとつがっかりした最後の展開に対して、劇場で予想を超えていた回答を付けてくれたと思います。
いやあ、P4Aの最終回は良かったなあ! ということで、一つ。
振り返るに、映画「けいおん!」でもアニメシリーズの最後の方に補足的な話をつけるのであれば、この子たちの将来についての補助線を引いて欲しかった。「この子たちはずっとこのまんまなんですよ」なんて、んなわけねえだろ。と。せっかく倫敦っていう、非日常極まりない場所まで連れて行ったわけなので、そこでもうちょっと「このアニメが終わったあと、どうなるのか」という話に続けてくれてもよかったんじゃないかなあ……と。
たとえばさ。「かみちゅ!」の最終回で、主人公の女の子たちがお泊まり会して、これからどうするのか、街に残るのか都会にでていこうか、みたいな話をちらっとするわけです。ぽろっと一台詞でもいいから、そういう実体感をもった将来像の話が入っていればなあ……
そうわけでアニメ「けいおん!!」では和ちゃんとの別れの場面とか、今回の映画でも「大学入っても演奏できるかなー」とかは良かったです。ええ。
ニンテンドー3DS LL 買ってみた
朝からサルのように「世界樹の迷宮4」をやってたが…… ニンテンドー3DSLLを買って損がなかった。
損ねえよ。いいゲーム機だよ。ゲーム機買ってきて一日中やってたなんて久々だよ。
というか、3DSを買ってきたときには感じた不満点が多かったので、こんなに熱中できなかったんだよ。
amazonにそのうちレビュー描こう。
良かった点
画面がでかいということは、全体的にすばらしくポジティブな効果を上げています。
いや、別にDSと大体同じサイズの3DSで充分やんけ、と思っていたんですが、買ってみてみると……
格段に見やすい。
というか「世界樹の迷宮4」って、画面内部がごちゃごちゃしているので(失礼)
画面サイズが拡大したことで一気にみやすくなりました。
あと「デドアラ」と「初音ミク」もやってみましたが、どっちも遊びやすい感じになりました。
今までの3DSって、ああ見づらかったんだなあ……ということですよ。
素晴らしいっていうのは、3D表示がすごく自然に見えるようになりました。
いままで、わりと(視力的な問題で)メガネつけてちゃんと見ないと3Dで見えない状態だったんですが、今回はなにもなくても自然に見えます。
意外とがっかりしない点
画面は大きくなったけど、解像度は変わってないのでじっと凝視するとドットが見えます。
がー、そんなの気にならないのは、俺がHDのゲーム機持ってないからかなあ。PS2だもんなあ比べる相手。
アニメ絵だとそんなに違和感ないんですが、ポリゴンはちょっとトンガってる部分が見えます。
「プロジェクトミライ」の良いところはすごく質感がある衣装なのですが、LLでじーっと見てるとたまにジャギーが見えます。
とはいえ、「世界樹」や「デドアラ」のポリゴンは気にならなかったので、「プロジェクトミライ」がわりとギッチリ画面を作ってるせいだと思います。
音はまったく気になりません。わざわざ「社長が訊く」やったんで、よっぽどなのか、と思ったのですが、本体の左右が広くなったこともあり、ぎゃくに没入感は増えた気がします。
ずっとイヤフォンは使わないでやってたので、イヤフォン側はわかりません。
ダークナイトライジングの感想
「いやー。面白かったねえ。キャットウーマンも格好良かったし、エンディングも盛りだくさんで思わず泣いちゃったよ……」
「でも、なんかすごくバットマンが孤独で可愛そうでした。男性陣はみんな友情にひびが入って離ればなれになっていくし、女子はみんなバットマンのことを『顔見知りの便利な兄ちゃん』ぐらいにしか思っていないし……その上、最後がアレですよ」
「うーん。でもほら、エンディングで色々救済してくれたじゃん」
「あれは本当なんでしょうか。私はてっきり、アルフレッドが耄碌してみた幻想なんじゃないかと……」
「じゃあ、序盤! 序盤は良かったでしょ。『ダークナイト』みたいで!」
「どっちかというと、全部含めて『ダークナイト』の二隻の船の場面の話みたいでしたけど、しかもあの話の方がずっと良かったのはどうかと思います」
「え、えーっ? でも、あれってバットマンのいないところで勝手に解決したじゃん。やっぱり今回みたいに主人公チームの活躍で物事が解決しないと……」
「うーん、主人公の関与ということではそうですが、あの話だと、市民の善意が物語を救うんですけど、今回はそうじゃないんです。全体的にバットマンはこの映画の中では根本的に他人を信じていません。『スパイダーマン2』とか見直してみてください。あのニューヨークの町中で、みんながスパイダーマンを応援してくれる的な展開は、今回まったくないんです」
「あー、プリキュアに力をーって、あれね。確かにこのバットマンにはそういうのはないね」
「だいたい、バットマンの守りたい『ゴッサムシティの市民』が作中に全く出てこないのはおかしいです。少なくとも、バットマンと没交渉なのはどうなんでしょう。バットマンのことを思ってくれるのは、みんな半分身内の警察官ばかりで、市民がバットマンのことを思う場面とか、バットマンが市民を助ける場面がほとんどないです。ヒャッハー的なモヒカン以外のごく普通の市民がベインの支配を歓迎しているのか、どうなのか、そこが全くわかりません。完全に『形而上の脳内市民』を守るために戦ってるようにしか見えないですよ、これ」
「でも、キャットウーマンには友達のゆりっぽい女子とか、若い警官には孤児院の子どもたちとの付き合いとかあったじゃん」
「ええ。ですから、この映画は本質的にはキャットウーマンとロ……若い警官の映画なのです。そのわりに、バットマンとかベインとかをまんべんなく話に含めようとしているから、160分もの大作になってしまったのです」
「ベインの話は結構よかったじゃん。こう、悲劇的で動機も共感できるし……」
「今さらビギンズの話の内容なんて覚えてましたか? ダークナイトならともかく」
「うーん、たしか、ラーズグリーズだっけ。ラーズグリーズが悪者で、渡辺謙なんだよね? こうなんか、アジア的な寺院みたいなところで、ブルースが修行していたら、師匠が悪いヤツだったみたいな」
「……まあ、そんな話なんですけど、だったらせめてそこは回想してくれないと」
「回想はいったらもっと長くなるじゃん。これ以上長かったら、いくら面白くても見切れないよ」
「ベインの話は話で良かったと思いますが、彼らが『ゴッサムシティを破壊したい』という話と、あの過去の経緯が全くリンクしてないのはどうかと思います。もっというと、過去の経緯とバットマンの持っている『引き籠もりの復活劇』というお話とほとんどリンクしてないのです」
「あー。私、てっきり、モーガン・フリーマンあたりが橋から吊されそうになって、バットマンが復讐のために戻っていくんだと思った」
「だいたい、『死ぬのは怖くない、とおもっているうちは本当は弱い』みたいなことを言われて改心したバットマンが最後にとる行動があれなのは、すごく納得できないです」
「むー」
「ようするに、バットマンの心の移り変わり、敵側の動機、舞台になるゴッサムシティの人々の表情、これが全部ちぐはぐなので、キャットウーマンと■ビンの所しか納得して見られないのです」
「でも、こう、バットマンが最初バイクでがーっとでてくるところとか、副本部長が制服で銃撃戦するところとか、おーっと盛り上がるじゃん。エンディングもキレイだし、キャットウーマンはやっぱりカッコイイよ」
「IMAXシアターでみたのですが、映像と音響は文句なしに素晴らしかったです。話の面が残念でした……」
「逆に『ダークナイト』がなんであれだけ面白かったのか、というと、『ダークナイトライジング』の悪いところが全部逆にいってるからだね」
「そうですね。バットマンとジョーカーが互いの存在意義として対極にあったので、両者がぶるかることにすごく納得感がありましたし、ジョーカーの背景が不明ということなので、ビギンズと今回に共通するよくわからない過去描写がでてこなかったのも良かったです。バットマンの守るべき市民として、『ダークナイト』ではレイチェルがいましたし、レイチェルがいなくなったあとはゴードンの息子とか、もっというとデントがいました。バットマンは市民を守るために戦い、市民もそれを応援していたわけです」
「まあなんというか、バットマンってたいして強くなさそうで、たとえばアイアンマンと戦ったら一発で負けそうなんだけど、その弱いバットマンが作中世界的には最強だったのも『ダークナイト』のバランスとしてよかったところかなあ」
「今回、本当に情けないですからね」
「絶対、キャットウーマンの方が強いとおもったよ」
「で、次、何見にいく?」
「次は『おおかみこどもの雨と雪』です」
AKB0048全話感想「何も考えずに走れ!」
- 総括
昨年度後半おいおいマジかよ大誤算やんか、とアクエリオンEVOLにはまっていた私の耳に届いたのは「おんなじ組みで引き続きAKBのアニメをやるって」という話であって、まあその時点で結構期待したいたのえすが、今年の春、なんかえらい勢いでアクエリオンEVOLが盛り下がり始めた頃、「きっとだめだろうな」という期待の低さが幸いしてか鮮烈な一話目の完成度で大きな期待を抱いたのが私にとっての「AKB0048」でした。
というわけで、毎回欠かさず見てきた「AKB0048」も終わり、ああよかった大きく破綻しないで終わった、と安堵しているところであります。たぶん、予定どおりの終わり方なのでしょうが、なんか「ドラゴンクエスト伝説 アベルの冒険」の第一部終了を見るような気分になるのはなぜなのか。まあ、周辺グッズの売り上げがよければ、きっと第二期ができると思うので皆さんで見てください。
ランカスターという非常にイギリス風の名前のついた、空気のとても悪そうな芸能活動が制限された鉱山工業惑星の住人の主人公たち(当局の娘さんと下町の和風料理屋の娘さんと工場で働く孤児の娘さんと静養に来ていた富豪の娘さん)が、宇宙のかなたからやってきたアイドルグループとの出会いで世界の広さをしり、自分たちも広い宇宙に出て行きたいと旅立つ第一話の展開は「トップを狙え!2」と「アイドルマスター」と「マクロス」を足して割ったような感じでとても良いSFでした。
その後、物語は戦場でアパムアパムする特訓をしたり、隅田川で松本零士デザインの遊覧船をみたり、握手会でキモオタにからまれたり、ロシアにいったら対空戦車に狙われたり、鮮血が宇宙空間で玉になって人型戦闘ロボットのコクピットに浮いたり、青が偽乳を作ったり緑が頭突きをしたり、ライバルだと思っていた相手が卑屈な態度をとるのにショックをうけたり、故郷に帰ったら好意を抱いていた幼馴染がレジスタンスになっていたり、自分がアイドルになろうと思ったばかりに父親が投獄され母親が頑張って作っていた庭が荒廃したり、という展開を経て結局話は終わったわけで。
アクエリオンEVOLほど悪くはなかったけど、結局毎週見るほどではないわなあ、という微妙なところで終わったわけでした。ガチホモアニメのEVOLとガチユリアニメの00を続けて書いた岡田マリーに拍手。全体的にCGと声優人をもうちょっとなんとかして、キャラを半分ぐらいでやればもっと良かったと思います。名前のある毎回出てくる登場人物だけで20人近いってなんやねん。
- 主人公:赤い春香
「アッカリーン」的な外見だったが、わりとちゃんと主人公していたがやはり実質的な主役ではなかった。安定していることが主人公の証だとしたら、確かに主人公的だった。友達が大勢いるノノ。自分の夢のためだけで動くと周囲が不幸になるんだということをアニメで実践した非常に珍しいキャラ。
- ライバル:青い千早
2話目ぐらいでは主人公のライバルがこれでどうなるのかと思ったが、中盤以降の上達が著しい。一瞬存在理由がなくなったものの、終盤の復活ぶりがすばらしい。ちゃんと負けなさいの場面はすごくいいので最終的にはライバルキャラの地位に戻った気がする。
- 黄色い伊織
和風料理屋の娘。割とどうでもいいサブストーリーの主役。安定した演技力だったので今後も声優稼業ができる気がする。
- ピンク
本当にどうでもいいピンク。両親を失って工場で戦闘ロボットをつくって働く姿はSF的にはおいしいが、これは世界名作劇場ではないんだった。
唯一名前を覚えている実質的な主人公にして主人公チームのリーダー。アクエリオンEVOLでいうと、アンディとシュレードとゼシカを足した存在。初登場時はあまりの棒さと途中参加というハンデに、このキャラクターはこの後背景化するのではないかと思ったが、すごい勢いでよくなったのがすごい。
彼方の妹。声質に合った役がすごくよかった。たぶん、このキャラ以外だと合わない声。全員にスポットライトをあてる必要があったために、あまり活躍の場がなかった。残念。
- その他
ガチゆりの緑とか、地味で庶民な青とか、淫乱なほうのピンクとかがいた。キャラクタが多すぎるんや。
- たかみな(CV:白石涼子)
シリーズの影の主役。歌がうまい。立てた死亡フラグの数や、立ち位置的にオズマ隊長の女版である。
- 優子さん(CV:神田朱未)
シリーズの影の主役2。00の厳しさと実力主義を象徴するモヒカン女子。「歌のためなら死んでもいい」というシェリル=ノーム根性の持ち主。
全体通じていいアニメだったと思うよ。後半残念だったEVOLと比べるととくに。