あらすじからシナリオ設計へ

天の筏か、それとも真空ダイアグラムか。


「この惑星の『殻』からでて、
 もう一度、宇宙へに広がる。
 それは私たちの選択可能な未来です。

 困難で険しい道かもしれない。
 でも、それは進む価値のある未来です」

「それは誰の言葉ですか、リリ嬢?」

「私の記憶には残っている言葉ですわ、グエン様」




「私たちは、作り物だ。
 プログラムされたとおりに生まれ、プログラムされた通りに死んでいく」

「私は、この牢獄から抜け出してみせますわ。
 空を抜けて、その向こうまで」

「だが、それすらも造物主たちのプログラムに従っているのでは?
 きっと幾千の地上世界のリリ=ボルジャーノが、空を目指しているのでしょう。
 あなたは結局、私たちの中にあるプログラムに逆らうことはできない」

「わたくしは、すくなくとも自分で考えています」

「どうかな?
 ここで、こうして私とあなたが話し合うことも、話す内容も、
 ひょっとしたら千年前に地球のプログラマが作った通りなのかもしれない」



「グエンさまは、カオスの蝶の話を聞いたことがあって?」

「この星はすでに蝶々がかき回してしまいました。
 もう、二度と元には戻りませんわ」



#シナリオ1(18kb)
# はじまり

プロローグ:
# 冒頭

西暦2300年代、
マイケル・ブールが初めて実用化に成功したしたワームホール理論により、
人類は豊饒にして冷徹なる恒星間宇宙への扉を開いた。


だが、その前途には宇宙の黎明期から存在する「種」が存在した。


# ゼノサーガ the animation
西暦2417年


その移民船団もほかの多数の船団と同様、人間とアンドロイドたち、
そして遺伝子操作された人類の友で構成されていた。


だが、その進路に出現したのは、
「予測される質量、極めて大! 通常空間に実数化します!」
「クラーリンかっ!」

虚空から現れる、人類の敵。
人類を遙かに超える技術力を持つそれを、
誰が最初に「クラーリン」と呼んだかは確かではない。


だが彼我の戦力差は絶望的なまでに圧倒的であり、
ほかの船団との連絡もままならない深宇宙では、
クラーリンとの遭遇は即ち死を意味した。


それでも、人間たちは宇宙へ向かっていった。


「良かった、COS-MOS
 あなたが無事で、本当によかった」
「ですが、シオン。
 この船団にはすでにあなた以外の生存者はいません」
「あなたたちの世界を作って、そして満たして。
 宇宙に、人の声を」

COS-MOSの腕の中で、薄茶色の髪のシオンが息絶える。
残されたCOS-MOSの青い髪と、赤い目。


暗転

#exit

# ジントとラフィールの連絡艇での脱出。
君の名前は?



どうしたの、僕、何か変なことを聞いたかな?


いや、そうか、そなた地上人か。
ラフィールだ。ラフィールとよぶがいい


# 帝国のリッテンハイム候旗艦艦橋のシューマッハ

あのような小さな惑星一つをとるために、大艦隊を動かすまでもありません。


承知しました

exit

スタート:

# 惑星軌道上のアーヴ基地を占領するのが目的。
# アーヴ星界軍800隻と帝国艦隊は6000隻。
# 圧倒的有利な状況のはずだが、命令系統の悪い帝国軍は苦戦する。

# プレイヤーの目的は、一部隊を動かして大艦隊を立て直すこと。
# これで、自分が発言力を持たないと苦労することを実感してもらう。

# プレイヤーがちゃんと艦隊を立て直すことができれば、
# 元々数は味方の方が多いので、帝国艦隊は勝利する。

# ゴースロスは撤退するが、防衛基地は占領される。
exit

戦闘中イベント:

# ラフィールの連絡艇は惑星へ落下する。
exit

エピローグ:

# 星が落ちるのをみるリリとグエン。

# 緊急連絡を受けるオーベルシュタイン。

# ラフィールたちはシドに救助される。

exit

#シナリオ2 戦闘なし(13kb)

プロローグ:

# ジオン公国反乱。

# オーベルシュタインの「学級会」

# ジントとリリとの対面。

##ゲーム要素:

# 地上へ降下して、補給物資の売買交渉を行う。

#  交渉に行く士官と交渉内容によって、シナリオ3の状況が変わる。

# 地上へ降下する銀河帝国艦隊。

#  士官のうち、誰を地上に降ろすかを判断する。

#   オーベルシュタイン:情報力高
#   メックリンガー:交渉力高
#   ミュラー:統率力高
#   ミネルバ:魅力高

# シューマッハとグエンの交渉。

#  グエンと交渉することによって、食料、水、休養を得ることができます。

#  また、宝石、機械細工などの貴族の嗜好品も手に入ります。

エピローグ:

# ラフィールとジントの脱出。

# ファムランシュの報告と迎撃艦隊の編成

exit

#シナリオ3(20kb)

プロローグ:

# アーヴ迎撃艦隊の出現と戦端

# ラフィールとジントは追いつめられる。

# だが、空にアーヴ艦隊が出現して脱出する。

exit

スタート:

# アーヴ迎撃艦隊と帝国艦隊の戦闘
# シナリオ2で選択した内容により、星界軍の出現する時期、
# 味方の布陣、味方の士気、艦隊首脳部からの信用度が変化する。

# 戦闘目的は、補給艦隊を伴っての戦場離脱。

# 地上から軌道へ補給艦隊がうちあがったら、それを守りつつ撤退する。

# 補給艦隊を一定以上撃破された場合は敗北。

# 戦闘終了後、ラフィールとジントは宇宙へ出現

exit

エピローグ:

# 帝国艦隊のその後。シューマッハの処罰。

# ラフィールの出自

# リリとグエン

exit

プロローグ:
# ジオン公国反乱。

# オーベルシュタインの「学級会」

# リリとの対面。
# 地上へ降下する銀河帝国艦隊。
#  士官のうち、誰を地上に降ろすかを判断する。
#   オーベルシュタイン:情報力高
#オーベルシュタインを伴うと、グエン側の台所事情を詳しく教えてくれます。
#ただし、彼は情報収集力にも長けているため、彼を地上に降ろすと
#アーヴ軍の襲来を察知するのが遅くなります。
##なお、オーベルシュタインは交渉向けの人材ではないので、値切り交渉は苦手です。
#   メックリンガー:交渉力高
#メックリンガーは穏和で交渉力に優れ、艦隊の補給を担当していることもあって、
#味方の実態をよく知っています。
##たとえば休養をとらせる場合には、疲労度の溜まっている艦隊を教えてくれます。
#彼は艦隊の指揮官であるため、メックリンガーを地上に降ろすとメックリンガー艦隊も
##地上に降りてしまいます。
#また、シューマッハとメックリンガーが地上に降下した場合、
#残存艦隊の指揮をオーベルシュタインが執ることになるため、
#残ったミュラーミネルバの士気が低下します。
#   ミュラー:統率力高
#ミュラーは部隊指揮官として統率力が高く、彼を伴った場合、
#地上に降下した部隊が地上の人々と良好な関係を結べるようになります。
#地上に降下した部隊の士気がもっとも大きく回復します。
#ただし、交渉ごとにはミュラーは全く役に立ちません。
#慎重なミュラーが地上におりると、宇宙の艦隊は分散します。
#この結果、アーヴ艦隊の発見は早くなりますが、
#戦闘開始時に各個撃破される危険性が増します。
#   ミネルバ:魅力高
#ミネルバも指揮官として統率力が高いですが、ミュラーほどではありません。
#交渉に関してはミュラーよりは役に立ちますが、メックリンガーには及びません。
#ただし、ミネルバは艦隊の統率に慣れているため、
#ミネルバが地上に降下した部隊を率いていれば、
#アーヴが来襲したときに艦隊を迅速に宇宙にあげることができます。
#積極的なミネルバが地上におりると、宇宙の艦隊は密集します。
#この結果、アーヴ艦隊の発見は遅くなりますが、
#戦闘開始時には最初から艦隊が密集しているため、対応しやすくなります。
# シューマッハとグエンの交渉。
#  グエンと交渉することによって、食料、水、休養を得ることができます。
#  また、宝石、機械細工などの貴族の嗜好品も手に入ります。
#
#食料:
# 必需物資です。一定量を手に入れなければいけません。
# 食料は必要以上に買い占めても役には立ちません。
# 艦隊に必要な量を把握している人間を伴えば、無駄に購入しないですみます。
# ただし、グエンたちの工業レベルが低いため、食料生産には限界があります。
# このため、ある量を超えて発注すると、極端に単価が高くなります。
#水:
# 必需物資です。一定量を手に入れなければいけません。
# 水はあまった場合、燃料その他に使うことができます。
# 艦隊に必要な量を把握している人間を伴えば、無駄に購入しないですみます。
# 水は海水でもよいため、ほぼ無尽蔵に手に入ります。
# ただし、水は食料に対して「重たい」ため、大量の水を輸送するためには、
# 食料を数倍する艦隊を地上に降下させなければなりません。
#休養:
# 兵員たちを地上で休養させ、傷病兵を医者にかからせます。
# 休養した兵士たちの士気は大きく上がります。
# ただし、兵士の統率になれたミュラーミネルバ、メックリンガーがいない場合、
# 兵士たちが各地で騒動を巻き起こしてグエンとの関係が悪化します。
# 休養中の兵士たちをアーヴ来襲時には宇宙へ返さなければならないので、
# 大部隊を地上に降ろした場合、対応が遅れることになります。
#嗜好品:
# 艦隊にとっては何の役にもたちません。
# ただし、艦隊の名目上の司令官であるマケドニア公やリッテンハイム候には重要なものです。
# 嗜好品を送っておけば、彼らの機嫌とシューマッハたちへの信任は大幅に改善します。
# 信任が低い状態では、若干体勢が悪くなっただけで貴族たちが指揮権を返上せよと、
# ごね始めます。
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エピローグ:
# ラフィールとジントの脱出。
# ファムランシュの報告と迎撃艦隊の編成
exit

#シナリオ3

プロローグ:
# アーヴ迎撃艦隊の出現と戦端
# 暗転
# ラフィールとジントは追いつめられる。
# だが、空にアーヴ艦隊が出現して脱出する。
exit

スタート:
# アーヴ迎撃艦隊と帝国艦隊の接触と大混乱。
# 宇宙へあがったミュラーミネルバシューマッハにより、
# 秩序を取り戻しつつ撤退する帝国艦隊。
# 戦闘終了後、ラフィールとジントは宇宙へ出現
exit

エピローグ:
# 帝国艦隊のその後。シューマッハの処罰。
# ラフィールの出自
# リリとグエン
exit