夏☆Kanon

LIGHT GAMER


積みげー棚卸し。


七年前の夏の日、一人の女の子と俺は約束をした。
あのころの俺は本当に子供だった。
その女の子の顔を、もう思い出すこともできない。


いや、そんな話ではまったくないわけですが。
前半が無意味にまったりするのも、後半が超展開なのも、
どっちも元のゲーム通りなのですが、登場人物が少ないのと、
シナリオ日数が少ないので、遊びやすかったです。


むしろ、秋子ルートと名雪ルートしかないので序盤から伏線が貼れ、
前半戦が無意味な元のゲームより退屈せずに遊べました。


選択肢は十個弱くらいあって、意味ありげなのが多いのがよい。
サウンドでは、メインテーマがよい。他もなかなかよい。


沢渡真琴のエピソードは意外だった。
というか、こんなやりきれないエピソードの後で、
ふと見かけた狐にその女の子の名前を付けるっていうのは、
小学生のやることとはいえ、かなり妙な人物像だと思う。
もっとほのぼのとした初恋話だと思うんだが。