この胸いっぱいの愛を

この胸いっぱいの愛を -未来からの“黄泉がえり

この胸いっぱいの愛を -未来からの“黄泉がえり"- [DVD]


えーと、クロノス・ジョウンターの伝説ってこんな話だったっけ?
新訳版でまったく新しく書き直したのか?
??? 原作「海底二万マイル」より、原作から遠い気がする。


・過去へタイムスリップした人々のエピソード
・幼い日あこがれていた異性への思い出
というあたりが共通しているくらい。


先日読んだソノラマ文庫版とはまったく一個も話がかぶってないです。
なんか、展開がぐだぐだなあたりは良くも悪くも梶尾真治っぽいけど、
でもなんかが違う。


クロノス・ジョウンターの伝説」って時間の障壁もなんもかんも、
気合いと執念でひっくり返して幸せになる、って話だった気がする。


この映画では、20年の時間を全部ノスタルジーとしてまとめようとしている。
映像美もテンポの強弱も個別に見てくと結構よくて、映画としては割と見れる。


でも、脚本には過剰な部分がいっぱいあって、全然まとまりきっていない。
ほかのエピソードとからまないなら、伊藤英明ミムラの話だけでええやん。
それ以外の勝地涼含め3人の存在は、これだったら、最初からない方がいい。


新訳版には全部で四人出てくるのかな?
だとしても、映画の出来を悪くしてまで原作に準拠すべきではないだろう。
オリジナル脚本で四人出したのなら、脚本が駄目すぎ。