ぼーりんぐ・ふぉー・ころんばいん

思考実験:2010年「殺傷ゲーム禁止法」制定 - Alternative 笑門来福 [ITmedia オルタナティブ・ブログ]"
http://blogs.itmedia.co.jp/pina/2006/07/post_42e8.html


「凶悪な青少年犯罪が増えたのは、ゲーム中に人を安易に殺める描写があるのが原因である。
 ゆえに、そうした描写を制限する法律を整備してみると、どうなるだろうか?」


タイトルを見て思ったように、オタク連中から非難囂々のコメントがついている。
ううん、こういう図って「社会性に欠けるオタク」そのものだよなあ、とは思うが、
これは、「思考実験」なのだ。
突っ込みどころがある限り、つっこみたいのが人の情けだが、
別にブログの主もオタクの仇!というわけではない……と思う。
ちゃんとコメントに対応していて人柄良さそうだし。


思考実験してみる、もしゲーム中の殺傷描写が法律で禁止されたら……
1.ゲーム中の殺傷描写を法律で禁止しても、統計上有意な効果はないだろう。
 実際、殺傷描写のあるゲームが蔓延したあとも、青少年の殺人事件はずっと、
 横ばいのままなのだから。*1
2.だが、効果がなかったからといって法律が撤回されることはないだろう。
 マスコミは他の新しいターゲットに規制の目をむけるだけではないだろーか。
 ゲームを禁止したら、次はアニメだ、その次は漫画だ、いや小説も、だ!。と。


そして、往々にして、小説が一番反社会的だったりするのだ。


3.ゲームは「とにかく抽象的な図形を抽象的な棒でつっつく」という方向へ進化する。
 こうして、FPSみたいな野蛮なゲームはなくなった。
 子供も大人も、おねーさんも、ひたすら画面に現れては消える丸やら三角をつっついて消す、というゲームに夢中になるのだ。


そんでもって、数年後には「棒でつっついて消す」行為をゲーム中で禁止する法律を作る羽目になるのだ。