ハイペリオンの没落(上)

ハイペリオンの没落〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

ハイペリオンの没落〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)


やばい、面白すぎる。


ハイペリオン」を読んだ後、この「没落」がぜんぜん見つからなかったため、
「エンデュミオン」の方を先に読んでしまったのだが、これは確かに面白い。


というか、「没落」を読みながら再確認しているのだが、
自分の記憶の中にある、原典の定かでないSF的なエピソードは、
どうやらほとんど「ハイペリオン」のもののようだ。
日々、記憶を失って退化していく(字が読めなくなたり、唄を忘れる)少女とか。


前作「ハイペリオン」で、惑星ハイペリオンに集まってきた七人の巡礼たちが、
ひとり、また一人とシュライクに狩られていく。
巡礼たちについては「ハイペリオン」でバックグラウンドを知っているだけに、
これが盛り上がること、盛り上がること。
その裏で始まる恒星間文明社会の終焉へ向けての大宇宙戦争


上巻を通じて、マイナ・グラッドストーンCEO萌え。
「裏切ったな」