サリバン家のお引越し

サリバン家のお引越し クレギオン (4)

サリバン家のお引越し クレギオン (4)


初めて「フェイダーリンクの鯨」を読んだときは、
確かメイより年下だったハズなのに、気がつくと、
マージと同じ年になっている自分がいる。
次に気がついたらロイドになってるんだろうか。


(ヴェイスの盲点はハヤカワになってから読んだ)


人類が恒星間宇宙に移民を開始してから幾世紀。
惑星から宇宙コロニーへのサリバン一家のお引越しを、
零細運送会社の三人組が引き受けて〜
というただそれだけの小説。のハズなんだが。


後年、ハードSFを書き続ける野尻包助の初期長編だけあって、
大荷物を背負ったシャトルがコロニーへ飛んでいくと起きる諸問題、
スペースコロニーの描写などにその片鱗がある。


のだが、中盤から下手にジュブナイルな方向に話を振られるので、
ちょっとびっくりした。
そこにアクションはなくてもよかったんじゃないだろーか。