涼宮ハルヒの消失
- 作者: 谷川流,いとうのいぢ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2004/07/01
- メディア: ペーパーバック
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風邪をひいたのか、体調が極めて悪い。
手足が寒くて、頭も痛い。
前の職場で聞いた、ひたすら暖かくして汗を掻く方式をとることにした。
ヘッドフォンで音楽を聴きながら、布団にくるまって眠るだけ眠った。
ら、少し体調が良くなってきた。
「憂鬱」「溜息」は読んだが、古本屋に「退屈」がなかったので、一個とばして読む。
12月の話で、エピソード的にはかなり後ろの方にくる話、なんだろうか。なんか一冊とばすとかなりエピソードが分からないな。このキョンの話している三年前の七夕の話は、「退屈」に書いてあるのか? それとも書いてないのか。
寝ながら読んだ。話のプロット自体は結構面白かったと思う。ただし、なんか文章の混乱具合が「俺でも書けそう」と思えるのが、なんだなあ。一人称だからかなあ。長門さんがそういう行動にでたのは、長門さん流の嫉妬というか、理想の世界を作りたいという行動だと思うんだけど、キョンくんはそれに気がついてないのか、気がついていながら気がつかないフリをしているのか。わざと核心を避けて考えてるのを読まされてる感じがして歯痒い。
高校の部活練では確かにコンロは禁止されてたなあ。なんか、内緒であれこれ煮炊きしてたような気がするけど、屋内で煮炊きすると警報装置に引っかかるから絶対に野外で火を使えという伝承が伝えられていたんだが……あれはデマだったのカナ?
終盤、キョンくんが「このままの世界でも別にいいじゃないか」と葛藤するところが一番面白かった。若干違うとはいえ、ハルヒとは再会できたし、別に好きこのんで非常識世界に入り込まなくてもいいんじゃないか、といえばその通りだよなあ。
ともあれ、これで昨年末に公式サイトやwikipediaなどで色々やってた「消失」まわりのイベントの意味がわかった。良かった。いや、wikipediaの方は「元ネタの再現っていう意味からすると違うやん」と思ったけどな。