まほらば vol.1

まほらば~Heartful days 1 [DVD]

まほらば~Heartful days 1 [DVD]

過度な期待はしないでみやがってください。


綾崎ハヤテは、こんなところで何をやってるんだ? というのが、第一印象。この声優さん、女顔で女装させられる主人公付いているなあ。と思って、wikipediaとか読むと、これが縁で「ハヤテのごとく!」の作者の目にとまって、綾崎ハヤテ役へ続くのか。8へえ。

ヒロインの管理人さんの等身が高くて驚いた。漫画の印象だと六等身半くらいだったが、イメージより一頭身ぶんくらい足が長い。あと、メインの舞台、鳴滝荘の中庭の柱が細いのにも驚いた。漫画だと、もっと無造作に人間一人分くらいあるぶっとい柱がガシガシと立っているように思ってたので。アニメで描かれた桜が咲き、しっかり瓦や中庭の書かれた雰囲気のある鳴滝荘はいいなあ。コミックスだとキャラクターに注力していたからか、鳴滝荘の、都心にある小さなアパートという雰囲気は、あまり感じられなかったけれど、アニメではちゃんとビルの谷間に書かれていて、非常に雰囲気がよい。

いろいろ、TVアニメにするにあたって変えてある。大きいのは管理人さんが多重人格なのをはっきり言わなくなったことだけど、ほかでも飲酒とか御法度なので、なにかといっては宴会をする「まほらば」がちゃんと続くのか不安である。かろうじて飲んべえの一角、桃野が実は二十歳設定だったのを最初から持ってきてる(漫画では当初19歳と年齢詐称をしていた)ので飲んでるけど。姉さん、アサヒ党だったんですか。
この1〜3話は漫画では完全に影が薄い管理人さんの猛アピール編。でも、「変身」「変身」っていわれても、なんかこの書き方だと「多重人格」に見えるような気もする。本人の記憶が連続していない設定は残っているし、周囲の気の使い方とか、「早紀ちゃん、久しぶり」みたいな挨拶とか。瞳と髪のわっか部分の色が名前に従って変わるのがアニメ的演出だなあ。漫画がアニメになったことで、分かること多し。魚子をずっと「うおこ」と読んでいたのは俺だけではないと思う。普通「魚」と書いてあって「ななこ」とは読まない。たぶん。

1〜3話まで見ても、まだ導入部から登場人物紹介編。とりあえず、期待以上ではなく、以下でもない。というか、もともと原作でも序盤はそこそこなんだ。1〜3話で一日くらいしか時間が経ってないのも原作通りでよい感じだ。

おまけの声優二人語りは、一瞬拒絶反応がでたものの、キャラクターをつかむのに苦労していた話数という話など、聞き始めたら結構面白かった。