ナースあおい 1〜10
- 作者: こしのりょう
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/05/23
- メディア: コミック
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ドラマになってるとは読み進めるまで知らなかった。
いかにもモーニングにありそうな、仕事場漫画。看護師版の「いいひと」。駄目な病院にワケありでやってきた看護師あおいが頑張っている内に、病院内に味方がぽつぽつ増えてきて、だんだんと良くなっていくのだ、という話。最初の駄目さ加減は、「振り返れば奴がいる」状態で面白かった。職業人女子が主人公の漫画を読むのは、ARIAの次なのが興味深い。
主人公が仕事面ではほぼ失敗しないほど有能な上に、一生懸命に仕事をするってえのは、さすがにいい子ぶってる気がする。作中でも散々陰口をたたかれるのでバランスをとっているが、どちらかというと、ARIAみたいに、後輩の失敗したり、時にはやる気を失う、ちょっと駄目な子たちを主人公に設定したほうが「仕事ができて向上心のある子が、無気力で無目的な親父だちを叩きだしていく話。そりゃ、やる気があって有能な子が偉いのは分かるけど……」という「嫌み」な色がなくて良かったんじゃなかろうか。