魔法遣いに大切なこと 太陽と風の坂道 3〜5

長崎を舞台にした、魔法を使わない魔法少女もの。驚異の八角関係が繰り広げられる、昔懐かしいタイプのラブコメ漫画だが、いま読むとなんか一人の男や女がモテモテなわけではなくて、それぞれがそれなりにモテるのに気持ちがすれ違いあう、という部分が非常に新鮮な気がする。ハチクロはなんか、はぐ一人がモテていた気がするから。

ずいぶん昔に、大判の「魔法遣いに大切なこと」を読んで、さらに小さい方の「太陽と風の坂道」も1〜2と読んでいたのだが、その後発見することなく数年が過ぎ、ようやく続きを手に取ることができた。古本屋万歳。こう、レズな子がいたり、重たい過去がある兄弟がいたりしても、下品にならずに書くところは、原作者が「中学生日記」あがりだからか、そういうのが好きなおいらにはいい感じだった。佳作。