よみがえる空 最終話

「小松に墓を買うか」

一見の価値あり。
ただのレスキュー隊のメディックのおじさんが、現場を引退するまでのお話なんだけど、なんというか、すごく、普通の話なんだ。まるで笠智衆が主人公でもいいようなエピソードで、レスキュー隊として出動はするんだけれども、それは日常的な仕事として書かれていて、何か大きな事件があるわけでもなく。さらに12話あったシリーズの他のエピソードとのリンクもなく、これまでの主人公すらほぼ登場しない。

それでも、なにか、この地味なシリーズは、この一話をやるために作られてきたような気がしてならない。