シュレディンガーのチョコパフェ

シュレディンガーのチョコパフェ (ハヤカワ文庫JA)

シュレディンガーのチョコパフェ (ハヤカワ文庫JA)

むかし、セガガガというゲームがあって、その作中でもっとも衝撃的だったのは、あるひとりのプロデューサーは3種類のゲームしか作れないということだった。4つめのゲームを作らせると、以前に作ったゲームと全く同じものを再度開発してしまうのだ。よーするに、一人の人間が、作家として作れる作品にはどうしてもパターンがあり、同じようなものしか作れないのだ、という厳然とした事実を突きつけられた20歳くらいのおいらは、その冷徹さにおののいたのだった。つーか、同工異曲?

なんか、今さらながらに、「ギャラクシートリッパー美葉」とかを読み直している気分になるのはなんでだろう。というか、山本弘の小説を読んでると、なんか逆にキリスト教徒になってみたくなるんだよなあ。