クロノクルセイド 1〜4

クロノクルセイド (Vol.4) (ドラゴンコミックス)

クロノクルセイド (Vol.4) (ドラゴンコミックス)

ドラゴンコミックスで、この前に読んだは「ベルスタア強盗団」だったんだけど、ドラゴンコミックスって、アメリカでドンパチする話ばっかりやってたんだな。事前に予想していたのはファンタジー・ファンタジーな話だったので、20年代アメリカでシスターと悪魔がガンバトルする話なのは予想外だったが、相棒に寿命を吸われながら戦う主人公とか、蜂みたいな生態の悪魔とかけっこう斬新で、話もコマ割りも良く、面白かった。主人公の弟の見た目が、なんか「スパイラル 推理の絆」の終盤にでてきたキャラクターに似ていて、なんか嫌な記憶を呼び覚まされる。本作にはまったく罪はないが、それにしてもスパイラルの後半は本当に罪深い。あの展開は誰か止めろよ。

せっかく、20年代のアメリカが舞台で主人公がシスターと悪魔なんだから、ぜひクトゥルフ神話をからめて欲しかった。あ、あと、全般的に攻撃を受けると、女子どもだろうが、容赦なく本当に痛そうな描写になっているのが良かった。