こどものじかん 2〜4巻

こどものじかん(4) (アクションコミックス)

こどものじかん(4) (アクションコミックス)

そうかあ、三十歳になっても人間って変われるものなんだなあ。というのと、やっぱりこれって「絶対可憐チルドレン」と同じテーマの話なんじゃないのか。少年誌と青年誌の違いがあるだけで、女子小学生三人組(エロ娘、黒髪、耳年増)と新任の担当者(眼鏡男)がメインの登場人物なのと、過去に信じていた相手に裏切られた若作りの兄ちゃんが敵役だったりする辺りとか。というか、レイジっていくつだよ。高卒で働きだして23歳くらいの設定なのか、それとも大卒で28〜29歳くらいなのかによって、かなり印象が異なるのだが。どっちにしても絵柄では高校生くらいに見えます。

そうか、「絶チル」の薫がオヤジキャラなのは、女子としてのエロにベクトルが向くと、こういう感じになってしまうからなんだろうなあ。あと、絶チルの他の二人までもが主人公狙いなのは、他のキャラクタへ恋愛感情が向いていると、話が拡散しちゃうからなんだろうな。あと、皆本がどうして「みなもと」かというと、光源氏だから「みなもと」なんだ、ということに「こどものじかん」を読んで初めて気がついた。

ただ、話数が進むにつれて、キャラクターが動き出したのか、徐々に独自の展開をしつつある。展開を一定期間でまとめつつ先に進める技は、けっこうたいしたものがあると思う。