沈黙のフライバイ

沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)

沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)

久々に読んだ小説。近未来を舞台にした宇宙開発モノSF短編集。水惑星年代記みたいだ。
やはり野尻抱助はいい。一編だけ宇宙飛行士が主役のものがあったが、他はすべて普通の人々が手近なもので宇宙に行く話。
作中では二十年後に小説家の「私」は宇宙旅行に出かけるのだが、俺も死ぬまでに軌道エレベーターで宇宙に行けるんだろうか。