ディファレンス・エンジン(上)

ディファレンス・エンジン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

ディファレンス・エンジン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

有名なスチームパンク作品だ、ってことで名前は聞いたことがあったのだが、再版されたので購入。19世紀ロンドン。蒸気機関により動作する『エンジン』が様々な瑣事を解決する世界。科学技術の発達がひどく進んだ十九世紀の世界と、ねじ曲げられた歴史上の人物たち。むちゃくちゃ面白かった。登場人物と背景世界が実に格好いい。

バベッジ卿とエイダ・バイロンが、神のように尊敬される世界。

ハイペリオン』『エンデュミオン』に登場した詩人、ジョン・キーツがチョイ役(『機関』プログラマ)として登場するが、SF作家はジョン・キーツが好きなのか、それともそんな有名人なのか。