カブのイサキ 1

カブのイサキ(1) (アフタヌーンKC)

カブのイサキ(1) (アフタヌーンKC)

この夏くらいに「ヨコハマ買い出し紀行」を読んだおかげで手を伸ばしたローカル色満載の飛行機漫画。「ヨコハマ買い出し紀行」とはちょっと違う(機械の人とかいない)けども、ほぼ似た世界観(ある日突然地上の広さ・高さが十倍に拡大し、三浦半島から東京まで700キロ、1000メートルの山は一万メートル峰とかになってしまって、世界がすべて過疎化し、平和的に衰退した近未来、神奈川県は三浦半島が舞台で少年少女とかお店のおねーさんとか)。これ、「大楠山」とか「大山」とか「城ヶ島」とか、土地感覚が「ヨコハマ買い出し紀行」以上に神奈川県南部に住んでいる人しか、わからないんじゃないのか。そんなことないのか、この田舎感は意外と普遍性があるのか、どーなんだろう。

ヨコハマ買い出し紀行」が原チャリ漫画だったのに対して、今回は世界の距離感がでっかいので飛行機漫画であるものの、感覚は原チャリとあまり変わらず。そのあたり象徴しているのが「カブ」なんだろう。水惑星年代記も終わってしまって残念だけど、今後はこれを楽しみに生きていこうと思う。