ホワイトアルバム 第七頁

意外なことに先輩話は脇のエピソードで、マナの話が前半。理奈の話、というより緒方兄弟と喫茶エコーズの秘密編が後半。先輩は冬弥に放置されて実家で衣装作成。一瞬出てきただけだと思ってた冬弥父が、こんなに出張ってくると、誰が予想しだだろうか。明らかにエコーズのマスターより出番が多い。ちゃんとPS3版にも出してもらえるんだよな。

みんな暗くて憂鬱な人物ばかりのホワイトアルバムで、珍しく明るく喋るキャラクター、マナ。果たして「父は豪華客船の船長、母はデザイナー」というのは本当なのか。もっと悲惨な家庭環境をごまかすための表現なのか。ここまでの流れからすると、どっちだとしても驚かない。家庭教師が次々とやってきたり、寿司を取ってたりするんだから、金銭的には余裕があるんだろうけど。

というか、もろに中学生っぽいデザインだった十年前のゲーム版ならともかく、アニメ版のマナは普通に高校三年生に見えるぞ。変な髪留めさえなければ、由綺より2〜3歳年下なだけに見える。「君のお姉さんを呼んで欲しいんだけど」「だから、あたしは一人っこだってば!」……なんか違和感がある会話なんだよなあ。

ああ、駄目だ、冬弥。そんなにはるかを放って置いては。冬弥の立て続けての不在に、アパートのドアにもたれて泣き崩れるはるかに萌える。へんたいか、俺は。ゲームでも特に言及されてなかったけど、やっぱりはるか的には冬弥を同級生というより、精神的には「兄」に見立てていたんだろうなあ。これで、はるかルートの展開はないか。

2話続けて痴女モードをやってた弥生さんは久しぶりに(ずっと由綺に付きっきりでいたため)、仕事人間っぷりを発揮。仕事してる弥生さんはパクロミっぽいな。

そして、水樹奈々の歌うサウンドオブデスティニーで終わるかと思ったら終わらなかった。相変わらず、いつも期待を裏切る脚本だなあ。んでもって、由綺は今回も冬弥君とロクに会話もせず、すれ違って終わるのでした。