ジャングルはいつもハレのちグゥ 1〜10

アニメになった漫画を読もうシリーズ。ジャングルの母子家庭の10歳〜12歳の少年ハレと、唐突に預けられた女の子グゥと、ハレの母親と、ハレの父親がわたわたと動き回るギャグマンガ
というか、作者のデビュー作なせいか、序盤数冊は絵も見づらく、コマとか話の展開などもすごく読みづらくて、正直挫折しそうになった。が、4冊目くらいから急激に台詞回しも面白くなって、キャラクターが魅力的に、絵もうまくなっていった。いやあ、作者の成長を体験しながら漫画を読めるのは、初期のガンガンコミックスっぽいなあ。
というか、どのあたりがジャングルなのか。ただの南国じゃないか。
明確に変な子のグゥと天真爛漫な母親だけじゃなくて、10歳のくせに苦労人で、あれこれ思い悩んだり、人に気を遣ったりする常識人、というハレのキャラクターを確立したのが中盤から面白くなっていった理由じゃないかと思う。