ベルセルク 1〜15
- 作者: 三浦建太郎
- 出版社/メーカー: 白泉社
- 発売日: 1990/12/01
- メディア: コミック
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「有名だが読んだことのない漫画」を読もうシリーズ。
自分が物心つくころから続く漫画なのは知っていたが、全然手を出したことはなかった。回想編が終わるまで読んだが、面白かった。主人公と父親のエピソードはヴィンランド・サガに、異形のものへ変化していく人のモチーフは、グランディア2に雰囲気が似てる。大人達は子どもに対して恒に暴力をふるい、人が生きていくには他人を犠牲にするしかなく、人間は簡単に道半ばで死ぬ、基本的には希望もなにもないファンタジーなのだけれども、時々出てくるコメディな演出が良い味を出している。
「何を信じたらいいか、わからない? みんな、そうさ」というのは、グランディア2の主人公リュードの台詞。あれも暗い雰囲気の良いファンタジーRPGだと思う。リュードが後半普通の熱血主人公になってしまったのがイマイチだったけど。あと、これが、昔サルみたいに遊んだソウルキャリバー(ナイトメア)の元ネタなのね。剣の振り方とか、まんまでびっくりした。