フルーツバスケット １〜７

フルーツバスケット (1) (花とゆめCOMICS)

たとえば苦しい今日だとしても 昨日の傷を残していても。

昔やってたアニメは好きだったんだけど、漫画は読んだことなかった。昔、このアニメの方を見て、バケモノの比良坂初音さんが救われていく話を妄想したことがあったり、なかったりしたなあ。漫画はアニメだとそぎ落としていた枝葉の部分がのっかっていて、これはこれで面白いです。辛く苦しく、傷だらけの登場人物たちを、女神のような透君が癒していく物語。物語展開として、なんとなくアニメ版の桜蘭高校ホスト部を彷彿とさせる。次はホスト部の漫画を読んでみようかな。

この、「ぼけらーっとした女の子」が「心に傷持つ男ども」を癒すという少女漫画って、よく考えると川原泉の黄金パターンだなあ。「森には真理が落ちている」とか、まさにこんな話だし。「笑う大天使」も最後の一冊はこんな感じだ。夢だっていいではないか。