ふたつのスピカ 16

ふたつのスピカ 16 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

ふたつのスピカ 16 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

最後の『スピカ』。会社員になってから読み始めた長期連載漫画で、その間にアニメになったり、実写ドラマになったりしましたが、なんだかんだいって、ちゃんとケリが付きました。宇宙自体はアッサリめで、唯ヶ浜に帰ってきたアスミが廃線の上を歩いてライオンさんを探す場面とか、それぞれのその後とか、お父さんと佐野先生とか、唯ヶ浜を歩くアスミとライオンさんと、花火大会での別れ。最後まで不憫なふっちー。「俺が」って最後ぐらい言い切らせてあげればいいのに。
しかしなんだな、この「アスミの夢」の大オチは「ハチクロ」の最後を彷彿とさせるな。ふっちーとか、孤児院の彼の思いは今後どうにかなるものなのか。
後書きで作者と大石まさる氏が中学からの同級生と書いてあって、驚きつつも、なんとなく納得できる組み合わせだと思った。ムチムチな女子を描く大石まさるとちんまい女子の柳沼行と、対照的でありつつも、宇宙へいく女の子の話は同じなのね。水惑星年代記もアニメになればいいのに。