ながされて藍蘭島 vol.1

さっそくアニメ版も見てみた。大抵、映像化されたものよりも、漫画版の方が面白かったりするのだが……これは面白い。
若干、アニメ版『瀬戸の花嫁』っぽくもあるものの、原作よりもテンポがよく進む脚本といい、各キャラも動きまくるし、ちゃんと漫画の中高生向けエロも継承しつつ、そこはかとなく大人向けエロになってる部分もあったり、なるほど、これはいいアニメ化だ。と思った。『瀬戸の花嫁』はいいアニメだったけど、それでも漫画の方が好みの味付けな部分もあったが、本作はこれまでのところ、ばっちりアニメの方が私にとっては面白い。漫画は若干、中高生向きすぎるんだよなあ。

この作画監督の人は、オイラがイマイチだと思った「みなみけ」二期以降の人だったんだが、確かに「ながされて藍蘭島」は面白いし、すごく良く動くのでいいと思いました。あれが低評価だったのは、オイラが「みなみけ」には本質的には動きをあまり期待してなかったことだろーか。いや、「みなみけ おかえり」のEDは結構好きですよ。あと「みなみけ おかわり」のEDもいいな、と思います。「みなみけ」2期以降の本編は非常に残念な出来ですが。

あと、このアニメ版で主役を演じてる下野紘といえば、たまにしかアニメをみない身からすると、『ラーゼフォン』の主役の人だなあ、と思う。あのラーゼフォンの劇場版では×××までこなした少年役が、このエロスで鼻血芸をしてると思うと懐かしい。というか『ラーゼフォン』も、東京に住んでいた主人公の少年が親に反発して、親元から家出(させられ)て、南の島で多彩な女性陣に囲まれて暮らす話だったなあ。そういうあたりからの起用なんだろうか。

ヒロインの邪魔をしようとしては、ひたすら踏まれたり殴られたり投げ飛ばされたり、と虐められるライバルあやねは、どっかで見たような気がしていたが、動いているのを見ていたら「ああ、『無敵看板娘』だ」と、なんとなく思った。