しゃにむにGO 9〜15

しゃにむにGO (15) (花とゆめCOMICS)

しゃにむにGO (15) (花とゆめCOMICS)

面白いっす。二年生のインターハイまで。

ウチ部長とか、脇キャラクターまで見せ場をつくるなあ。滝田父とか割と父親キャラしていて好きだ。伊出ちゃんはテニスも恋愛もモテモテなのに、滝田だけ、主要人物のなかで浮いた話がなくて、ストイックにひたすらテニスに一喜一憂してるなあ、と思ったが、そういえば摩子ちゃんが居たんだっけ。二年生になって中山の出番が増えた分だけ、摩子を見なくなったなあ。登場すると、ひなこと比べてコメディ的すぎて、滝田周辺のギスギスした雰囲気が弱まるからだろーか。

第三(第四?)の主人公、池田先生は、どっか『バンブーブレード』のコジローとかぶる。コジローは主役で、自分自身が向上していく余地があるために、キリノとのラブコメ要素が残されているが、池田先生は脇役で、作中の扱いが「すでに終わってしまった人」だから、最初から彼女がいる設定なのかなあ。スポーツ漫画における『顧問』って、スラムダンク安西先生とかもそうなんだけど、「終わってしまった人」のことがママあるよなあ。安西先生はともかく、まだそんな歳くってないんだから、今後成長する余地を持っててもいいと思うんだけど。

駿とひなこさんの過去エピソードは、なんか『フルーツバスケット』的だなあ。これが好きな方は『フルバ』も楽しめると思うのですよ。未読の方はぜひぜひ。