坂の上の雲

日清戦争編。展開早し。それにしても、登場人物が二度とでてこないドラマだな。大河ドラマ俳優を次々とワンシーンで終わらせていく展開が続くが、みんな再登場することがあるんだろうか。

竹中直人はなにやっても竹中直人に見えるが、今回は良い。このところの映画とかだと、ただのコメディリリーフな感じだけど、小村寿太郎は近年見なかった竹中直人の腹黒さと妖しさ、ちょっとユーモラスな感じがでていていいなあ。パトレイバーの荒川みたいだ。乃木希典は原作が原作だけに駄目将軍フラグが立ってしまっているのが不憫でならない。

森林太郎脚気について話す。……ここで、森林太郎脚気の原因が病原菌だと思っていたこと、その結果として帰って陸軍では脚気で死ぬ兵が多かったことについては、スルーなのか。ううむ。説明する良い機会だと思ったんだけど。

しかし、セットはほとんど一回の撮影のためだけに作ってますよね。これ。あと、日清戦争での銃撃戦も、かなりエキストラ多いですよね。兵隊ずらっと並べて射撃とかって、いまどき映画でも滅多にやらないっすよ。その有り余る予算の一部でいいから、天地人に使うわけにはいかなかったんでしょうか。今年はこればかりが思われます。

JIN先生はなんか次回作に未練たらたらな感じで終わったなあ。もういいから、このまま江戸で暮らさせてやれよ。そして、JINの龍馬は良かったなあ。これを越える龍馬はたぶん当分出現しないんじゃないかなあ。来年の龍馬伝は正直不安だ。