今週の漫画

月光条例 7巻

9/10点満点。減点なのは、1冊で話が終わらなかったあたり。「フランダースの犬」編。
前回の「赤ずきんちゃん」編も面白かった。裏表紙にも書いてあったように、最近面白くなったと噂の月光条例である。確かに面白いが、序盤はなんか主人公の描き方について模索してたような気がしてたんだよ。「嘘しかいわない」「高校生男子」「喧嘩番長だけど別に拳法とかやってない」。その結果、なんとなくエンゲキブに美味しいところを全部持って行かれてたんだけど、そこを開き直って、別に主人公はナルミでいいじゃん、「からくりサーカス」や「うしおととら」と同じ漫画になってもいいや、と何かを諦めたような感じをヒシヒシと受けたが、期待してるのはこういう少年向け漫画だよなあ。絶対にノウだ。

結界師 26巻

7/10点満点。
時音の予想外の行動とか、天才扇七郎とか、26巻目にしてついに登場したラスボスらしき裏会元締めとか。普通に面白いんだけど今回は「つなぎ」のエピソードだよなあ。「誰かを殺すのなら、先に俺を殺してからにしろ」(=俺に勝てるわけないじゃん)と良守の傲慢さがひそかに爆発しているのもマタよし。

BAMBOO BLADE 12巻

9/10点満点。燃える方向に走っていったアニメ版とは確実に違うトーンで進んでいく漫画。アニメ版では脚本家あたりに愛されていたのか出番の多かったキリノ&サヤコですが、漫画版では相変わらず空気。誰か漫画版の鞘子さんにもぴったりの出番をあげてください!。今回パロディ多めなのは、シリアス展開を隠蔽するためなのか。でも良かったよー。ひょっとしてウラは結局ライバルにならない流れ?

銀魂 31巻

7/10点満点。人気投票といろいろ。結構面白いのは、キャラクター数が増えてるのに、ちゃんと使い分けてるからかと。「歴史上の人物のパロディのくせに!」あたりのやりとりが面白かった。神楽と沖田ってそんなに絡んでなかった……と思ってたのは俺だけなのかなあ。そんなに適当に読んでたっけ。

新・地獄少女 3巻

6/10点満点。「新・地獄少女」完結。次もまだあるらしい。……ヒロインが餓死する少女漫画ってすごいな。なんという蛍の墓

ノノノノ 7巻

9/10点満点。アナルショップ先輩の本気モード編。次々と巻き起こるイベントと、どんどん明らかになる因縁と。もう一こまも油断してとばせない。今回はいつもよりエロ3割り増しでお送りします。ノノはすでに女の子であることを誰にも隠せていないような気がする。

未来日記 9巻

9/10点満点。みねね様編。みねねには、完膚無きまでに死亡フラグが立ってしまってるので、たぶん次で死ぬんだろうな。そして、この刑事は死んだとみせかけて死んでいなくて、実は真犯人だったりするんだろうなあ。とか。なんとか。みねねが学校を襲撃したことを、みんなが覚えていて、協力するのに拒否反応を示したのが良かったな。

ハレグゥ 10巻

8/10点満点。ついに「ジャングルはいつもハレのちグゥ」から始まった足かけ十年にわたる連載が完結。うん、まあ、なんか「ハレグゥ」になって若干だれたような気もしたけど、この1冊だけ抜き出すと……やっぱりダレてるか。作中キャラも4歳ぐらい歳喰った、時間経過のある作品としてはベストなような終わり方がついていたので、まあいいのか。

ヴィンランド・サガ 8巻

9/10点満点。第二部完! そんでもって新展開へ。……これからどうなるんだろう。